滋賀県は温泉にあまり恵まれていない「南郷」「おごと」そして湖北の「マキノ」そして今回ご紹介する「須賀谷温泉」くらいしか知られていない。地質学的にどうのこうのと論証できるのかもしれないが、斯様なお話しではないので、無視して先へ進めましょう。
須賀谷温泉を紹介するにあたって、現在NHKが放送中の大河ドラマ「江」を抜きにはできない。
賎ヶ岳、姉川等戦国時代を語る上で、重要なポイントが湖北の東です。そこに小谷城を構えていたのが浅井長政、その妻が信長の妹お市の方。二人には三人の娘がいて茶々、初、江。
長政は織田信長と同盟を結び、全盛期を迎えたが後に信長と決裂、織田軍との戦いに敗れて自害し浅井家は滅亡した。その、三姉妹が戦国の世を逞しく生き抜く姿を描いたのがNHKのドラマであります。
その小谷城から1㌔も離れていない所に湧き出るのが「須賀谷温泉」です。10年ほど前に行ったときは、現在より少し奥の場所でありましたが、「江」が浸かったとは書かれていませんでした。しかし、今回再湯したときには「江」も入ったりと見事に書かれていました。
前置きが長くなりました、温泉は有馬温泉と同室で同じじ色をしているが、泉質が同じといえども湧き出る量が少ないので、同等には比較できない。大きな石を組み上げた露天など設えは立派です。食堂では以前は「瓦そば」があって野趣を味わえましたが、今は無くなっている。
入浴の前後には、勿論小谷城をおすすめします。山城の典型で城郭らしい石組跡が残る程度ですが、途中の望笙峠(ぼうしょう)から琵琶湖そして竹生島を望む景色は絶景です。戦国武将の野望やその妻たちの強かな生き様と重ね合わせることができます。
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