パリ在住の日仏カップルです。
きっかけは、こちらで「おくりびと」を映画館で見て、連れが酒田の素朴な風景が見たいということから始まりました。
そこで、色々な口コミサイトの評価をもとに今回最上屋旅館さんに年末一泊お世話になりました。
特筆すべきは、旅館の昔ながらの建築とご主人佐藤さんのお人柄です。
酒田の大火を逃れた大正時代の商家建築は素晴らしい木材を使っており重厚的。
外見よりはるかに奥行きのある部屋は複雑に入り組み、いくつもの急な階段が各部屋に向かって伸びています。ちょっとした隠れ家的なアクセスです。
これだけでもフランス人の彼女は大満足。部屋は昔ながらの広い和室で年季を感じる一方掃除は行き届いています。
またコタツがあり、一昔前の幼少時代の日本にタイムスリップしたかのようです。
食事もボリューム満点で、お袋の味とでもいうんでしょうか、豪華とは言えませんが偽りのない日本の食事です。
お風呂は共同でやや小ぶりながらも鍵をかけて貸切で使えるのが良かったです。
ロケーションに関しても万全でおくりびとの酒田ロケ地はどこも徒歩圏内というか、ロケ地そのものにこの旅館はあります。
おくりびとの映画の世界に宿ごとどっぷり浸りたい人にはお勧めの宿です。
質素で、ガイドブックを賑わす類の旅館ではありませんが、それゆえの真のサービスがここにはあります。
旅館の手入れ、食事の味付け、宿泊客に対する対応、すべてに主人の誠意が感じられます。宿泊費も一人朝夕2食込で6500円と決して高くありません。
これもひとえに安心してお客さんにまた来てもらえるようにというご主人の配慮なのでしょう。
これは余談ですが、年末で宿泊客が少ないのが幸いして、ご主人の佐藤さんにドライブに連れて行ってもらいました。
(もとは冬の日本海がどこでみれるかという私の無邪気な質問から始まったのですが)
ちなみに酒田にはこういった海岸が少ないことが判明し、無理なお願いだったと後で分かりましたが、佐藤さんは我々二人を展望台に連れて行ってくださったり、
ところどころ、海岸が見れるのではと車を右往左往してくださいました。おかげさまで冬の日本海見ることができました...
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