冬以来の再訪です。
5月中旬、宿のある早川の地域は新緑があざやかでした。
お風呂に入ってまずは広い窓一面の緑に心奪われましたが、その後さらにびっくりしたのが、お風呂一面にオレンジ色の湯の花が舞っていること。
蓬莱館はもともとはこの湯の花がウリだったようですが、近くの慶雲館がボーリングをした影響か、近年は湯の花がかなり減少してしまっていたとのことでした。
私が通い始めたのは湯の花がほとんどない時期で、でもお風呂の風情や宿の感じの良さに惚れ込んでいたのですが、さらにここに来て湯の花がこんなに見られるとは!
たしかに今年の1月にうかがったときも、湯量と湯の花が増えているな、とは感じていましたが、今回の湯の花の見事さには、ほんとうに感激しました。
さらに、今までよりも肌がつるつるになる感覚もより強く感じました。
お風呂は湯量が増えたせいか、全体的に温度が高くなっているように感じますが、一番ぬるいところにはずーっと入っていても体に負担がありません。
気持ちよく汗が出て来ます。
夕食の際に、宿のおじさんに「お湯どうだった?」と聞かれて、「湯の花がびっくりするほど増えていました」と答えたら、「そうでしょう。地震の影響でね」と本当にうれしそうに話していました。
ガンに効くというお客さんもいるんだよ、とのことでしたが、その真偽はともかくとしても、とにかくぜいたくなお風呂です。
今回は1日目に蓬莱館に泊まり、2日目に奈良田温泉の白根館に泊まりましたが、帰りに結局蓬莱館に日帰りで入っていってしまいました。
朝日を浴びた緑が本当に美しく、お湯のよさと相俟って、贅沢な時間でした。
奈良田の帰りにやはりこちらに入りたくて寄ったとおじさんに伝えたら、「うちはボーリングじゃなくて、完全自噴だからね、1300年の歴史があるからね」と言っていましたが、そのお湯に対する愛情が心から納得できる、いい時間でした。
温泉好きな人には、ぜひ一度は訪れてもらいたい温泉です。
最近はやりの商業的、テーマパークのような温泉をあまり好きではない人、ゆったりとした時間を楽しむことも温泉の醍醐味として考えている人には、とくに喜んでもらえると思います。
とくに...
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