東北の温泉
東北は日本の北東部の地域で、青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県の6県を含みます。
青森県
1. 浅虫温泉
夏泊半島の付け根にある温泉地。「北の熱海」とも言われる、東北きっての温泉街。JR浅虫温泉駅を中心に、大型のホテルや旅館が建ち並びレジャーも豊富。
2. 大鰐温泉
800年の歴史を持つ由緒ある温泉地。街には、昔の趣を残す共同浴場が9つ点在し、温かな風情を感じるたたずまいが魅力。
3. 薬研温泉
原生林に囲まれた秘湯ムード溢れる温泉。薬研温泉から大畑川上流約2kmの地点には、かっぱの湯と呼ばれる露天風呂がある。
4. 十和田湖畔温泉
東北を代表する観光地、十和田湖の湖畔にある温泉地。新緑から紅葉、そして、冬の水墨画のような静かな湖畔まで、四季折々の景色が美しい。
岩手県
1. 花巻温泉
台温泉と花巻南温泉郷からなる花巻温泉郷。四季の自然の移ろいも美しく、宮沢賢治や高村光太郎などが足繁く通ったことでも知られる。
2. 湯田温泉
岩手県の和賀川沿いに点在する温泉の総称。主に、湯本温泉、湯川温泉、巣郷温泉、大沓温泉、薬師温泉、志賀来温泉、沢内高原温泉のことをさす。
3. 鶯宿温泉
四季の移ろいが美しい渓谷に流れる鶯宿川のほとりに、毎分3000リットルを越える豊富な湯が湧き、日帰り温泉から高級旅館、湯治宿まで幅広い宿泊施設を備える。
4. つなぎ温泉
人造湖「御所湖」のほとりにある温泉街。その昔、源義家が愛馬を繋いで入浴したことからその名がついたという。
宮城県
1. 鳴子温泉
鳴子温泉郷の中心で、奥羽三名湯のひとつに数えられる。多種多様な宿泊施設がそろい、賑やかな街並みを形成している。
2. 秋保温泉
約1500年前、欽明天皇の時代に始まる長い歴史を持つ温泉地。美しい自然に囲まれた仙台の奥座敷として古くから賑わってきた。
3. 遠刈田温泉
蔵王連峰を背にした温泉街。茶褐色で少し熱めの湯は、冬でも湯冷めしにくい。宿泊施設ののほか、共同浴場もある。
4. 作並温泉
歴代の仙台藩主の隠し湯として伝えられる。露天風呂や岩風呂、立ち湯など趣向を凝らした旅館で湯めぐりを楽しめる。
秋田県
1. 秋田温泉
市街地から北に4㎞の田園地帯に湧き出る観光客だけでなく市民にも愛される温泉地。男鹿半島や十和田湖など周辺観光の基点としても便利。
2. 玉川温泉
一ヶ所からの湧出量としては日本一を誇る。強酸性の湯は治癒効果が高く、レジャーではなく湯治目的で長期療養の客が訪れる。
3. 男鹿温泉
男鹿半島の北側に位置する純弱炭酸食塩泉の温泉郷。魚介類を桶に入れ、その中に真っ赤に焼けた石を投げ込んで、瞬時に煮込むという豪快な漁師料理、石焼きもぜひ味わいたい。
4. 大湯温泉
大湯川沿いに7軒の旅館が点在する温泉地。かつては鉱山で働く人々の保養地として栄えたが、今は十和田観光の拠点として利用される。
山形県
1. 蔵王温泉
標高900mのところに位置し、高湯とも呼ばれる。四季折々の自然に囲まれ、冬場はスキー客でも賑わっている。立ち寄り湯や共同浴場も充実。
2. 銀山温泉
大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造多層の旅館が軒を連ね、大正ロマンを感じる温泉地。散策しながら足湯や共同浴場も楽しめる。
3. 湯野浜温泉
日本海に面した海浜の温泉郷。傷を負った亀が海辺で湯治しているのを漁師が見つけ、広まったと伝えられる。
4. 赤湯温泉
開湯900余年の歴史ある温泉。米沢藩時代には殿様が入る箱湯として保護され、奥羽街道の宿場町として栄えた。