これまでにない体験を南アフリカで!人生観が変わる9日間の旅

南アフリカは、心に響く体験の数々が待ち受ける唯一無二の地。南アフリカへの旅はなぜ特別なのでしょうか。南アフリカ観光局最高執行責任者(COO)のノマソント・ンドロブさんはこう話しています。「ひとつは、アフリカ大陸最南端というロケーション。ケープ半島の先に広がるインド洋と大西洋が交わる壮観な景色はここでしかみられません。もうひとつは歴史と文化。南アフリカに和解と融合、自由をもたらしたネルソン・マンデラ元大統領のスピリットは今でも行く先々に息づき、訪れる人の心を刺激します。11の公用語を持つ南アフリカは、多様な文化が共生する国。皆それぞれに異なる文化背景を持っているのでどこに行って誰に会ってもユニークな体験ができるのです」。
そんなスピリットが溢れる南アフリカを満喫する9日間のモデルコースをご案内しましょう。

東京から活気溢れるヨハネスブルグへ

日本から南アフリカへはキャセイパシフィック航空、シンガポール航空、エミレーツ航空、カタール航空、エチオピア航空などが運航するフライトを乗り継いで向かいます。ゲートウェイとなるヨハネスブルグは南アフリカ最大の経済都市で、ビジネスチャンスを求める若い起業家たちの斬新なアイデアと活気に満ちた大都会。「国中から多様な文化を背景とする人たちが集まるので、南アフリカ全土のフィーリングを一つの街で感じることができます」とンドロブさん。ショートトリップの人気訪問先は行政の首都プレトリア。10~11月になるとジャカランダの花が咲き誇り、街中を紫色に染めあげます。300万年前の人骨などが出土する世界遺産「人類のゆりかご」遺跡では、壮大な人類の歴史に探求心を刺激されることでしょう。

クルーガーと周辺で大自然に触れる



南アフリカでのサファリ体験の舞台となるのがクルーガー国立公園。野生動物との出会いはドキドキの連続。隣接区域の私営動物保護区にはラグジュアリーな空間が非日常を巧みに演出する高級ロッジが点在し、至極のひとときが味わえます。満天の星の下でのボマ(バーベキュー)ディナー、そして大型野生動物のビッグファイブ(ゾウ・ライオン・ヒョウ・バッファロー・サイ)を探し求めて4WDで駆け巡るゲームドライブはまさに大自然を全身で感じる特別な体験。公園の西側に位置するリンポポ州ウォーターバーグ地方には多様な生態系が手付かずのまま残されていますが、これを保護するために国は「規制の徹底、コミュニティ教育など、自然と共生するための保全活動を展開しています」とンドロブさんは話します。
また、ダイナミックな渓谷がひときわ目立つブライデリバーキャニオンも自然の造形美を目の当たりにできる観光名所。大渓谷を縦断するパノラマルート沿いには、神の窓の名に相応しい大迫力の絶景が広がるゴッズ・ウィンドウはじめ、ワンダービュー、スリーロンダベルズなどの景勝地が点在します。2023年にはゴッズ・ウィンドウにスカイウオークという展望施設の完成も予定され、楽しみ方がさらに増えます。

ケープタウンで美景に観光、グルメにショッピング

南アフリカ最古の都市である港町ケープタウンは、世界で最も美しい街のひとつ。街の南にそびえるテーブルマウンテン、カラフルなケープマレー文化が今なお息づくボカープなど観光スポットも多く、少し足を延ばせばビーチや喜望峰にワイナリーなど見どころが満載。おしゃれで個性的な高級ホテルが多いのも魅力のひとつです。
複合施設V&Aウォーターフロントは湾に面した絶好のロケーションで買い物や食事が楽しめる人気スポット。豊かな大地と大海が育んだ食材と多民族が暮らす街ならではの多彩な食事を堪能したり、沈みゆく夕陽時間をゆったり過ごすのも美景の街ならでの楽しみです。
街のシンボルでもあるテーブルマウンテンは歩いて登れるほか、見晴らし抜群のケーブルカーでもアクセスできます。頂上にはエリカのようなネイティブフラワーが自生するのに加え、愛嬌いっぱいのケープハイラックスもひょっこり顔を出します。シャークケージダイビングやホエールウオッチングなどのアドベンチャーアクティビティもケープタウンを拠点に体験することができます。
ケープタウンでおすすめのツアー・スポット

ケープタウンからワインランドへ



ケープタウンの東に広がるワインランドは南アフリカが誇る上質なワインの名産地。その中心のひとつで300軒以上のワイナリーが集まるステレンボッシュについて、ンドロブさんは「隅々まで美しい景色に囲まれながらワインと食事のマリアージュが楽しめます」とすすめています。ここで絶対に味わいたいのがピノタージュのワイン。1925年にステレンボッシュの大学で生まれた南アフリカ特産のブドウ品種で、豊かな果実味とスパイシーさがたまりません。風情溢れるビクトリア様式やケープ・ダッチ様式の建物が立ち並ぶステレンボッシュの街も楽しみのひとつです。
そしてテーブルマウンテンの東側に位置するカーステンボッシュ植物公園もぜひ立ち寄りたい見どころ。南アフリカ固有のプロテアやフィンボスなど多様な植物が見られる場所で、なによりテーブルマウンテンを背景にした園内の景観が美しく、フォトスポットが随所に点在しています。

ケープタウンからケープ半島へ

ケープ半島は6000種もの固有植物が自生する植物区保護地域で、世界遺産にも登録されている自然の宝庫。喜望峰やケープポイントなど絶景スポットや野生のペンギンやオットセイとの出会いなど、南アフリカの魅力が凝縮されています。なかでもケープポイントから見るインド洋と大西洋が出会う景観は必見で、ンドロブさんも太鼓判。「二つの大洋が出会うところを見た人は天国に来たみたいといいます」。また、大海に恵まれた豊富で新鮮な魚介類もケープタウンの魅力。海沿いの店で真っ青な海を眺めながらいただくシーフードとワインは至高のひとときを演出してくれます。

ケープタウン から東京へースピリットを取り戻す南アフリカの旅

モデルコースで触れた訪問先以外にも、「ズールー族の文化や1年中泳げるビーチが楽しめるダーバン、壮観な景色が続くガーデンルート、金箔のサイが発見された考古遺跡のあるマプングブウェ国立公園などたくさんの見どころがあります」とンドロブさん。さらに「南アフリカはコロナも収束し、日本からの旅行者を受け入れる準備が整っています。コロナ禍で生まれたイノベーション、新しいアイデアを日本の皆様にぜひご覧いただきたい」と来訪を待ち望んでいます。現在、南アフリカ訪問に際してビザはもちろんワクチン接種証明や陰性証明書などは不要。帰国時もワクチン3回以上接種済みであれば、現地出国前のPCR検査陰性証明書の提示も不要で、帰国時の検査や自宅待機もありません。しばらくぶりの海外旅行は南アフリカへの旅で大いなる冒険スピリットに触れて、心を解き放ってみてはいかがでしょうか。