
唯一無二の大地を体感ーノーザンテリトリー
オーストラリアのノーザンテリトリーは、どこへ行っても非日常が体験できる特別な場所。国際都市ダーウィンから赤い大地のアウトバックまで、訪れる人の心を解き放ってくれます。都会の喧騒から離れ、圧倒的な大自然のなかで地球とのつながりを感じさせてくれます。五感を刺激する景色、音、味わい、香り。ここで出会う全てが驚きの連続です。
ノーザンテリトリーはオーストラリアの原風景ともいえる、圧倒的な地球の風景が見られ、まったく異なる世界が広がる場所。本当のオーストラリアを感じるならノーザンテリトリーを訪れる価値は十分にあります。
雄大な自然や野生生物、アボリジニ文化との出会い、冒険が楽しめるノーザンテリトリーへ、新しい自分を探す旅に出かけましょう。
劇的な大自然の驚異

熱帯地帯のトップエンド(Top End)と乾燥地帯のレッドセンター(Red Centre)に挟まれたノーザンテリトリーは、幾千年にもわたる気候環境のもとで作り上げられたバラエティ豊かな自然の驚異に満ちています。この地域だけで、渓谷、山峡、滝、岩の洞穴(Rockhole)、熱帯雨林、砂漠、湿原帯、袋水路(Billabong)のすべてを写真に収めることができます。古代のロックアートから徒歩で行ける展望台からの絶景を眺望し、熱気球や遊覧飛行で空から広範囲に展開する景色を楽しみましょう。
ノーザンテリトリーは、心を奪われる美しい日没が見られることでも有名です。この美しさは一見の価値があります。熱帯の夏でも冬の砂漠でも、夕暮れ時間には、万華鏡の中を眺めるような色彩が広がります。インスタ映えする美しい夕日の記憶を、カカドゥ国立公園(Kakadu National Park)の水域を巡るクルーズや、ウルル(Uluru)を見渡す砂丘でのラクダ乗りといった素晴らしい活動体験で飾りましょう。
豊かなアボリジニ遺産を探索


ノーザンテリトリーを訪れると、行く先々で太古からの伝統や文化が守り続けられていることが分かります。地域の伝統や文化を探る最善の方法は、何世代にもわたってこの地域に暮らす家族を持つ人々に接してみることです。アボリジニのガイドが率いるツアーに参加すると、芸術、食べ物、その他の生活様式を通じて、現存する文化遺産の理解を深めることができます。
ティウィデザイン(Tiwi Design)のスクリーン印刷やマルクアーツ(Maruku Arts)のドット・ペインティングといった双方向性ワークショップで楽しむなかで、自分の中の隠れた創造的芸術能力に気付くかもしれません。ブッシュウォークに参加して、地元で育成された食材を採集し、地面の中から捕まえたグリーンアンツ(Green ants)やオオボクトウの幼虫の料理で味覚を刺激しましょう。カフェやレストランでは、現代風のブッシュ・タッカーをぜひお試しください。現地産ハーブ、スパイス、種子などを盛り込んだメニューです。
文化のるつぼに心酔

ノーザンテリトリーの州都ダーウィンは、100以上の国籍を持つ人々が暮らす文化多様性に富んだ都市です。その多文化主義は、フェスティバルや食事に強く表れています。世界各地からダーウィンに上陸した移民は、自分たちの調理技法も持ち込みました。こうして、ダーウィンには、世界中から本場の味が集まり、住民のダイニングを豊かにしたのです。
インドのカレーからメキシコのタコス、ギリシャのスブラキ、韓国のバーベキュー、そして世界の美味が融合した多国籍料理まで、この街にはすべての料理が揃っています。多文化料理が集まる名所では、ミンディル・ビーチ・マーケット(Mindil Beach Markets)や市内最古のラピッド・クリーク・マーケット(Rapid Creek Markets)などが有名です。ぜひ、ダーウィンの賑やかな市場を訪れ、多文化料理を体験してください。
野生生物との貴重なふれあい体験

ノーザンテリトリーには、陸、水、空に多種多様の動植物が共存する生息地があります。この地域にワニが生息することは有名ですが、ワニ以外の動物にも出会えるはずです。例えば、抱きしめたくなる愛らしい動物を探しているなら、数多くのワラビーやディンゴが生息しています。また多種の鳥類も観測できます。
野生動物クルーズは、湿原帯、ビラボン、氾濫原を探検します。また、砂漠の砂丘や谷を巡る4WDツアーも楽しめます。野生動物公園は、多様性の保護を支援するとともに、訪問者の野生動物に関する知識を深める活動も行っています。こちらでは双眼鏡をお忘れなく。珍しいコキンチョウやノドジロクロセスジムシクイなど、400種以上の鳥がこの地域に生息しています。
冒険心を呼び覚ます


アドレナリン趣向の強弱に関わらず、ノーザンテリトリーでは、ユニークな冒険体験ができます。人里離れた大自然のキャンプ場でテントを張って毛布にくるまって一夜を過ごすことや、サファリ一泊ツアーに参加して、アウトバックのグランピング体験を満喫するのはいかがでしょうか。
ウォーキングがお好きな方には、短距離のトレイルも、数日間のハイキングもできます。絶景を眺めながらのウォーキングは、言葉では言い表せない爽快な気分を味わうことでしょう。お薦めコースとして、キングス・キャニオン(Kings Canyon)の稜線(6㎞)歩きから始めて、ウェスト・マクドネル山脈(West MacDonnell Ranges)の尾根に沿って伸びる231kmのララピンタ・トレイル(Larapinta Trail)に挑むのはいかがでしょうか。
水のアトラクションが好きな人向けの楽しみ方としては、カヌーを漕いで渓谷巡りはいかがでしょうか。または、ボートに乗ってのんびりと川を下ることや、滝の水が流れ込む、人目につかないウォーターホールへのダイビングもエキサイティングな遊びです。もっとテンションを上げたい人は、ヘリフィッシング、四輪バイク、そしてスカイダイビングまで、スリル満点のアドベンチャーを楽しめます。





真っ赤なアウトバックと緑豊かな熱帯雨林にアボリジニ文化が息づくノーザンテリトリーは、他にはない特別な場所です。忙しい日常から離れて、非日常のなかで自分と向き合うことで、本来の自分の感覚を取り戻すことができます。先住民の人たちが守ってきた生活の知恵や教えは、サステナブルな生活の宝庫。
新しい発見に満ちています。ノーザンテリトリーのゲートウエイとなるウルル、アリス・スプリングス、ダーウィンへは、オーストラリア国内の都市あるいはアジアの都市経由で向かいます。ノーザン・テリトリーの自然と野生動物、世界遺産、文化と歴史、そして人々。すべてが特別な体験になります。