以前から行ってみたいと思っていた福島へ、初めて行く事ができました。 現地の方達の体験談も聞くことができ、改めて被害の大きさと、復興の難しさを考えさせられました。 1日も早く元の生活に戻れる事を切に願います。 ガイドも素晴らしく、是非皆さんに参加していただきたい ツアーです。

8月27日・28日の二日間のツアーに参加して8年前の惨禍に見舞われた福島の現状を勉強しました。東京に住んでいると福島の現状のニュースを見聞きすることはあってもありのままの現状を目の当たりにして非常にショックを受けるとともに、一部に復興の足音を聞くことが出来ました。 ①富岡町の廃炉史料館 進行中の福島原発のメルトダウンの現状と廃炉の方策を知ることが出来、なるほどとうなずける部分と、地震・津波が予想もつかない自然災害であったにせよ地震大国の日本で、甘い予測で計画された原発建設に今更ながらいら立ちも覚える。 莫大な経費をかけて気が遠くなるような廃炉に向けて廃炉に向けて日々身を粉にして働いている皆さんには頭が下がる。 子の廃炉史料館は必見！！ ②楢葉町遠隔技術開発センター 最新の技術を駆使していかにして閉鎖された原発内部を遠隔操作でとらえていくか、技術と現実との戦いのセンター。福島だけでなく日本各地に散らばる原発の対応を担う拠点。 ③J-Village 福島の将来を占うスポーツの拠点。宿泊当日もサッカー、アメリカンフットボールを愛する学生でいっぱい。2020年のオリンピックの聖火がここから出発する。 J-Villageが将来の福島の夢を膨らませる拠点になるといいなと、つくずく思う。 アルゼンチンチームもここでキャンプをはる予定。 ④中間貯蔵工事情報センター 見学している最中にも目の前をフレコンバック満載の10トントラックが通り過ぎる。福島が昔のきれいな自然を取り戻すことが出来るのか？ 30年間貯蔵したデブリの行先は未定で、気の遠くなるような作業が黙々と続く。 この様な地道な作業が将来の明るい福島に結びついてくれればと祈る。 ⑤浪江町 取り残された家屋の解体が今後進むが、誰も戻ってこないゴーストタウン化する可能性も高い。汚染された家屋と居住を許された地域に一線を引く道が虚しさを感じさせる。こんなみじめな思いを二度とさせてほしくない。 ⑥希望の牧場 牧場主の吉沢さんの牛に対する愛情がにじみ出てくる場所。吉沢さんの思いが福島の声だ。自分が慈しみをもって育てた牛が汚染されたが、愛情を注ぎながら自由気ままに育てられる牛たち。吉沢さんの愛情を一身に受けストレスがない毎日を送る牛たち。胸が締め付けられる場所だ。一部の牛の飼料は農家さんたちが支援。 国・東電は補助もせず吉沢さんの頑張りで毎日が過ぎていく。 ⑦諸戸地区 10メートルを超す大津波に襲われ付近一帯が全滅、津浪に襲われた時刻で止まった時計が誰もいない小学校の壁にかかっている。ここの小学生は、避難場所として指定された校庭に留まっていると危ないと危険を察知して先生を促して丘の上に避難して助かた。大人の常識より子供たちの機転が命を救った。 ⑧花卉農家訪問 最初に伺った鈴木さんご夫婦の頑張りで、栽培したトルコ桔梗が太田花卉市場で最高値を付け大きく評価された。福島の将来の光が見えた気がする。 初めての花卉栽培で、温度管理・毎日の世話など大変な思いをされてこられたご夫婦の明るい笑顔がうれしい。 既に5件の花卉栽培農家が同じように日々頑張っている話は今回の福島ツアーで感じたハイライトだ。 厳しい環境の中で、原発誘致・災害・復興と言う経験を余儀なくされた方々の思いをインバウンドのゲストにも伝えていきたいと思います。 長岡正幸

東京出発3.5時間くらい福島県に到着。帰還困難区域という区域を通って、現在の地震復興や新しい津波防潮構造も見に行ってきました。悲しいけど、いい経験だったし、勉強になりました。

まさに百聞は一見に如かず。このツアーに参加しなければ知りえなかった事実がたくさんありました。プラスの意味でも、マイナスの意味でも。想像していたよりもはるかに深刻な一面もありましたが、同時に、復興への確かな歩みも感じ取ることが出来ました。むやみに怖がること無く、かといって楽観視し過ぎることもなく、冷静かつ客観的に事実を見つめることが大切なのだと感じました。ぜひご自分の目で確かめてください。