よく「がっかり世界遺産」の例として挙げられる石見銀山ですが、実際に訪れてみると歴史的、文化的に価値の高い遺産だと実感できました。当日は「石見銀山ガイドの会」が主催するツアーに参加しました。午前は大森町並コース、午後は銀山坑道コースに参加しました。料金は共に500円です。このツアーがとても良くて、ガイドの方が銀山だけでなく、石見の地理や歴史、日本や世界との結びつきまでみっちりと教えてくださいました。たった１日で膨大な知識を得ることできました。 様々なことを教わりましたが、印象的だったのは「石見銀山は銀が採れるから世界遺産になったのではなく、銀によって日本や世界の人々と交流ができたから世界遺産になった。」ことです。こうした見方は石見銀山をただ見てるだけでは得られません。非常に有意義で充実した1日となりました。最後にガイドをしてくださった石見銀山ガイドの会の三谷さん、近藤さん、本当にありがとうございました！！

石見銀山のエントランスともいえる石見銀山世界遺産センターに車を停め、１時間ほど石見銀山に着いて学んだ後、路線バスに乗って「大森」というバス停で降りました。そこから、かつて銀を採掘していた坑道跡、龍源寺間歩をめざしました。龍源寺間歩からは、現在も人々が生活をしている古い町並みが残る大森の町並みを散策しました。その後、「大森代官所跡」から路線バスに乗って、石見銀山世界遺産センターへと戻りました。 　バスを降りて、バスに乗るまでが３時間余り、石見銀山世界遺産センターに着いて、出発するまでは５時間ほどかかりました。 　石見銀山は広さもあって、暮らしが根付く、歩く世界遺産として大変珍しい観光地ですから、一日をかけてじっくりとその雰囲気に浸るとよいと思いますよ。