御坊駅の端っこから出るのは昔から同じで、運行される車輛も左程変わっていないように思えました。 今回運行されていた車輛は外板の傷みが酷く、主力が鉄道事業では無い事が良く分かるようでした。実際に乗車してみると整理券も無く、下車時に現金支払いするだけの何とものんびりしたものでした。

御坊駅と西御坊駅間の2.7kmを8分で結ぶ。全線単線・非電化。御坊駅はJRのホームを間借りするような形になっており0番線に発着。車内精算のため切符は販売していない(フリー切符もない)。稼働車両は2両あるようだが、乗車した時はずっと同じ車両が行き来していた。スピードは非常に遅く、ディーゼルエンジンが唸りを上げるもののせいぜい時速30～40km程度。一部区間では自転車なみの15kmで走行する。 始点・終点を合わせても5駅しかないので全ての駅周辺を見てまわったが観光スポットと呼べるような場所はほとんどない。ただし、唯一の有人駅である紀伊御坊駅にはちょっとした鉄道資料・Nゲージ模型の展示、記念乗車券やグッズ販売を行っているので鉄道ファンならば興味が湧くかも。