ついつい西側や北側から入ろうとするのですが、ロックされています。南側の入口から是非とも!!見ごたえありでした。

港からも見えるかなり大きな聖公会（イギリス国教会）の聖堂です。現在の建物は1848年に完成したものです。福音記者聖ヨハネと洗礼者聖ヨハネに捧げられた聖堂とされています。 オリジナルの木造教会は1683年に完成したものの1745年に地震で崩壊、翌1746年には煉瓦で二代目の教会が建てられました。1842年にはアンティグア教区が成立し、教会は聖堂（cathedral）となりましたが、1843年にまた大きな地震があり建物は大きな被害を受けたため、すぐそばに新たな聖堂を建てることとなりました。そして1845年から建設が始まり1848年に現在の聖堂が完成したとのことです。 現在の聖堂の特徴は、外側は砂岩を用いた石造りとなっていますが、内部は全面的にマツを使った木造となっていることです。こうすることで、外側の石造りの構造物を内側の木造物で支え、耐震性や耐風性を持たせることができたのだといいます。 聖堂の近くまで行くと、工事が進行中のようで入って行くのを躊躇しましたが、入口近くにいた人が手招きをしてどうぞと言ってくれたので入りました。しかしながら、現在は大がかりな修理中で中は材木と作業をしている大工さんたちで大忙しでした。手招きをしてくれた人によると、長い間にシロアリによって聖堂の木造部分が随分傷んでしまったので、防腐処置をした材木を使って修理をしているとのことでした。 入場料が必要なわけではありませんが、こんな状態を見せられると、少し寄付を置いていかないわけにはいきませんでした。5米ドル。