ベルリンが誇る革命の中心地、また移民のルーツの街、クロイツベルク。ベルリンの中央に位置するこのエリアは、今、
新しく生まれ変わろうとしています。1950 ~ 60年代にはトルコ人の出稼ぎ労働者がコットブッサー
トーア駅周辺に定住し、1980 ~
90年代は、気ままに振る舞う不法滞在者やアーティストがたむろして奔放な生活を送っていた場所。古い病院でも、不
法滞在者と警察が幾度も衝突しました。移民労働者の街としての名残をとどめて今でもベルリンで一番美味しいケバブが
売られ、地下クラブがたくさんありますが、大きな変化も遂げてきました。病院はアートセンターに生まれ変わり、都会
的な雰囲気を放つ新しいカフェや、レストラン、デザイナーショップも増加。住宅価格の上昇や高級化によって、シェプ
レー川沿いのこのエリアの雰囲気はだいぶ大人しくなりました。それでも、この街の遺産は、反体制のアイデンティティ
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ーを失わないよう精力的に取り組むコミュニティーによって、大切に受け継がれています。
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