トラステヴェレ ( 「テヴェレ川の向こう」 ) は、色あせた絵はがきのよう。端は少し擦れているけれど、魅力は失っていません。広場、曲がりくねった道、風化したルネッサンス様式の建築。長い年月を経た街ならではの味わいで、観光客にとって外せない人気スポットです。トラステヴェレではエンターテイメントがあちらこちらに。毎晩のようにストリートパフォーマーが道行く人を代わる代わる楽しませ、印象的なレストランやバーが、広場や脇道に趣を添えています。過ぎし日々の面影を求めるなら、トラステヴェレの南側や西側へ。1960 年代から 1970 年代のローマの雰囲気が残る、人通りの少ないエリアで過去を旅するのもおすすめです。