263件口コミ6Q&A
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10月下旬、イタリア旅行の最後に妻と二人で訪れました。教会に入ることが許される時間帯は限られます。美術館や博物館のように朝から夕刻の閉館までいつでも入れるものではありません。ミサの時間帯はもちろんのこと、お昼から夕刻までは閉じられるところが多いようです。サンタゴスティーノ聖堂も午後4時に訪れたときは閉まっていましたので、先にサン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会を訪れて1時間ほど過ごし、5時過ぎに改めて訪れて入ることができました。 この教会を訪れた理由は、もちろんカラヴァッジョの作品を鑑賞するためです。「ロレートの聖母 Madonna di Loreto」又は「巡礼者の聖母 Madonna dei pellegrini」と題される作品です。17世紀初頭に制作されましたが、当時から、聖母に跪く巡礼の男性が泥だらけの足裏を見せたり、女性の頭巾がほころびて汚れていることに対し、非難する声があったとのことです。カラヴァッジョは、このような非難を承知の上で、敢えて世俗性の中にこそ真実があると主張したかったのではないかと思います。 短い時間でしたが、この絵に出会えて本当によかったと思いました。…
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訪問時期:2019年10月
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カラバッジョの作品が見たくて、何度かこの教会に来たのですが、いつも閉まっていて残念な思いをしていました。 三度目の訪問で、やっと中に入ることができました!
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訪問時期:2018年10月
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ローマのナヴォーナ広場やマダーマ宮のすぐそばに立地しますが、裏路地のような道にあるので観光客も少なく、穴場と言えば穴場です。アウグスチヌス修道会が管轄する教会で、放蕩をし尽くした息子アウグスチヌスの母親のモニカの墓をも有しています(モニカの墓は複数あり、真偽の沙汰は不明)。カラバッジョの『巡礼の聖母』は聖堂を入った左手手前にあり、この画を見に行くだけでも価値はあります。
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訪問時期:2017年12月
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ナヴォーナ広場の北端から歩いてすぐのサンタゴスティーノ教会の前に来て、ルネッサンス様式といっても初期の簡素なファサードを見上げるとカラヴァッジョとラファエッロの作品に出会えるという興奮に胸が高鳴ります。ファサードの全幅と同じ広い階段を上がり向かって右端の扉口から堂内へ入ります。三廊式で角柱からアーチ、壁に天井のいたるところに色大理石やフレスコ画、そして彫像などで艶やかに装飾されています。 訪れた目的は三点、①カラヴァッジョの重要な作品である「ロレートの聖母」、②ラファエッロの作品でミケランジェロの影響が感じられる「預言者イザヤ」、③サンソヴィーノの「出産の聖母」の像、この三点を鑑賞することです。 特に今回のローマ訪問はカラヴァッジョに注目し予習もしてきて、ローマ入りしてから他にもずっと見てきたのでここでも興味深く鑑賞しました。聖母が聖地ロレートにあるサンタ・カーサに何と普通の民衆の姿をして顕現したこと、そこに巡礼者が当然ながら汚れた足裏を見せて跪いた姿で宗教画の中に描かれていたこと、それらがそれまでの宗教画にはありえなかったことなのでセンセーショナルを呼び起こしたこと、それらを確かに実感として味わうことができました。やはり、有名な作品というだけで見学しても見過ごしてしまう点があるので、下調べは大切だなと思いました。重要な他の作品もじっくりと見学してから、サンタゴスティーノ教会を後にしました。…
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訪問時期:2018年5月
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