ホモキはこの劇場のお偉いさん　でありながら、演出家としても成功を収めているので、かなりのオペラ、彼の演出です。極めてシンプルな舞台設定ですが、インパクトがあります。モダンな感じ。 今回は、「ナブツコ」と「運命の力」をみましたが、キャストは現在呼び声が高く、さらにこれから伸びるであろつ歌手を集めており、充実していました。 ファビオ・ルイジの指揮も素晴らしい。 １日目の席があまりにも舞台見えなくて、２日目は当日券売り場で、アップグレードをお願いしたところ、当日はプロモーション価格になるようで、気持ちよくやって頂けました。 気分悪くしたのは、１日目、良いお席でないからか、その出入口にいる席案内係のひどい態度、これは東洋人への蔑視としか思えませんでした。

Zurichは劇場のサイズが比較的こじんまりなので、舞台との近さは手に取るように見えます。演出もドイツ程超前衛的なものばかりでないので、安心して楽しめるところも良いですし、歌手も比較的高額なギャラを払える劇場なので高水準の歌い手が集まるのでも有名です。さらに年に10回程度企業がスポンサーで大幅にチケット代を値引いてくれる日があり、今回それにあたって大変ラッキーな思いをしました。因みに前日まで全部売り切れだったのですが、当日リターンチケットがないかだめもとで探したら見つけられたのでとても助かりました。