平安時代に村上天皇の皇子悟圓親王により創立された天台宗寺院です。 当初は三井寺の中核を成し、皇族ゆかりの門跡として宇治にその名が移る前後は三井平等院と呼ばれた歴史に格式が窺えます。 江戸幕府第2代将軍秀忠の姫が后として天皇家に入る際に、京都に建てられたものを移築した宸殿や、宸殿南面に広がる室町時代の作庭と言われる池泉鑑賞式の名勝庭園、ポップアートな大津絵を展示している大津衛美術館等が見処でしょうか。

円満院門跡（えんまんいんもんぜき）の「門跡」とは、皇室と深いゆかりを持つ格式の高い寺院の称号です。その境内に宿坊があり、誰でも宿泊することができます。食事は基本的に一般食ですが、精進料理を希望出来、座禅や写経も体験出来ます。日頃ビジネスホテルばかりなので宿坊も選択肢に入れようかな。