元号が「令和」になってから急に出現した神社というイメージです。 この近辺は、以前から散歩で何度も通っていましたが、「令和」になるまではその存在を全く認識していませんでした。 社は新しくはないので、昔からあったのでしょうが、整備もされずに荒れ果てていたのでしょう。それが「令和」のおかげで日の目を見ることができたのは良いことだと思います。 今では、駐車場も整備され、観光客も多くくるようになっています。

「令和」の典拠である万葉集の「梅花の歌三十二首序文」の一文は、大伴旅人邸で催された宴で詠まれたとされています。戦後、大伴旅人邸は「坂本八幡宮」周辺にあったと通説のように語られていました。この説を検証するために行われた周辺の発掘調査では建物遺構は発見されず、定説的地位からは後退しているそうですが、改元直後のマスコミの報道によって「令和」ゆかりの地として注目を集めました。以前は１日20人ほどの参拝者でしたが、改元直後は3000人以上に急増したそうです。「令和」の石碑もありますので、「大宰府政庁跡」とあわせて訪れてみては如何でしょうか。