個人で山頂まで行くのは、ほとんど不可能！（と聞いていましたが）。まずは現地まで行って決めようと思い立ち、家内（はじめから否定的）と二人で出かけました。ヒロの空港で四駆をレンタルし、そのまま「オニヅカ・ビジターセンター」まで走り、下見をしました。現地のレンジャーに、ほとんど話せない英語で訊ねてみて、何となく行けそうな感触を得たので、二日後、満を持して、ビジターセンターで星空観察後（気圧になれる意味もあった）、山頂を目指しました。確かに山頂までの道路は悪路で難儀しましたが、レンジャーに教えてもらった「四駆の低速ギア」で、ゆっくり登って行き山頂に到達できました。山頂からの日の出の景色は想像以上の素晴らしさで感動しました。危惧していた高山病も少し息苦しさは感じたものの、家内共々元気でした。3泊4日のハワイ島旅行でしたが、天候にも恵まれて、一生の思い出に残る素晴らしい旅行になりました。

70歳超の夫婦で2023年4月初めに参加できるマウナケア山頂夕日・星空観察ツアーを検討したところ、日系ツアー会社の一つは70歳以上は安全のため参加できない、また別の会社は4月からのツアーは1-3月の段階で不明であった(後日、この会社は84歳までOK、但し主に英語で日本語も通じるツアーを４月上旬より開催していたことを知る）。やむを得ず、２月初めに高齢者制限の無い英語のツアー会社の中からHawaii Tours / Hawaii Forest and Trailを選び ”Summit Sunset and Stargazing Tour”に予約を入れた。4月初めの実際のツアーはカイルアコナのキングカメハメハホテルのパーキング横14：10ピックアップから始まった。集合者は8人。我ら日本人夫婦2人、米国人老夫婦2人、米国老女性1人、カナダ老女性１人、ハネムーン若い夫婦2人。14人乗りバスの中で自己紹介があり、当方はハワイに4回来た、ハワイ島は3回、前回はヒロからヘリコプターでキラウエア火山を遊覧したこと。また、初回は1971年のハネムーンで1＄360円、2，3回目は2010年前後で1＄85-100円、今回は米国の利上げの結果日本円が安くなり1＄135円と日本人にとっては厳しい観光になっていることを英語で話す。夕方、標高2800ｍオニズカビジターセンターに着き、センター前の休憩ベンチでツアー会社用意の夕食のチキンホワイトシチュウーとパンを食べしばらく休み、センター内のお土産・マウナケア山頂の天文台群ジオラマ展示・季節の星座展示を見る。この場所からさらに2名の参加者が加わり参加者は計10人となった。でこぼこ道を経て日本国立天文台スバルを含む11か国13天文台のある山頂に到着。山頂にはまだ雪が10ｃｍほど積もっていた。雲海の上なので天候は晴れ、スバル天文台越しに夕日が沈む素晴らしい絶景を見ることが出来た。防寒着と手袋を与えられたがそれでも寒い！気温約5℃。次に、オニズカビジターセンターとほぼ同じ標高の場所に下り、ガイドが設定した望遠鏡を利用し、さらにレイザーポインターを用いた星座の英語説明が始まる。当日は満月であり、綺麗でクリアーな星座は見えない。新月を選んで来るべきだったと悔やむ。三日月以下の暗い状態でないとダメらしい。結局70歳以上の参加者は当方夫婦を含め約半数の4人と分かった。途中脱落者もなく楽しいマウナケア山頂ツアーであり、コナホテルに戻ったのは23：00だった。