不忍通りを根津から北上して千駄木の手前、根津神社への入り口付近に割烹のような佇まいの店舗が現れます。下町の魚屋の品揃えでは全くなく、店前に停車して予約しておいた数万円の刺し盛や漬け魚をピックアップして帰る客層が中心です。入店するとメディアでの露出も多いおなじみの店主が現れます。
ショーケースの鮮魚も魅力ありますが、本日はネット予約のみで受け付けるおそらく日本一高価な海苔弁を求めます。+2,916円、小ぶりな折詰に魅惑的なおかずのラインナップです。焼き時鮭(秋冬は紅鮭、終了次第時鮭)、銀鱈西京漬けの竜田揚げ、ちくわ磯部揚げ、山椒ちりめん、出汁巻玉子、漬物数種が風味豊かな海苔の上を隙間なく埋めています。「海苔弁山登り」を遥かに凌駕する品質ですし「ご奉仕品」という触れ込みが十分納得できる内容ですが、出来立ては更に旨いのではないかと思料。。