中央区明石町の「カトリック築地教会聖堂」についての情報を発信していきます。今回、「カトリック築地教会聖堂」を訪れたのは2024年1月5日です。「カトリック築地教会聖堂」へのアクセスは、東京メトロ日比谷線「築地駅」の3b出口を出て、右折し、「聖ルカ通り」沿いに160mほど直進します。「中央区立築地川公園」の先の信号を左折します。「聖路加国際大学」沿いに進み、最初の角を右折します。50mほど進むと「居留地通り」と「居留地中央通り」の交差点があるので、左折し20mほど進むと右手に「カトリック築地教会」があります。
「カトリック築地教会」は、明治7年(1874年)11月22日に開かれた東京で最初のカトリック教会です。創設したのはパリから来た宣教師たちでした。「カトリック神田教会」と同じく、東京で比較的早い段階から日本人のために開かれていた教会で、現在の聖堂は、平成11年(1999年)4月に東京都選定歴史的建造物および平成13年(2001年)3月に東京都中央区の区民文化財に指定されています。「カトリック築地教会」の歴史を紐解いてみると、「カトリック築地教会」は、明治4年(1871年)にパリ外国宣教会の「マラン神父」が、鉄砲洲の稲荷橋付近の商家を借りて伝導活動を行ったことに始まります。その後、明治7年(1874年)に築地外国人居留地35・36番(現在地)を借り受け、明治11年(1878年)にはゴシック様式の立派な聖堂が建立されました。
現在の「カトリック築地教会」の建築様式は非常に特徴的で、教会としては珍しいギリシャ神殿パルテノン様式を採用しています。現聖堂は、当時の東京大司教であるレイ大司教の希望によりギリシャ建築パルテノン型が採用されたそうです。正面にはドリス式の円柱が6本並びペディメントには、左右にバラと中央にユリの彫刻がなされていました。聖堂の歴史を遡ってみると、古くは、明治11年(1878年)に完成した旧聖堂は、ゴシック式赤レンガ造りでしたが、大正12年(1923年)に関東大震災で焼失しました。昭和2年(1927年)に、木造2階建の現聖堂が完成しました。
01_【「カトリック築地教会聖堂」の一口メモ】
所在地…〒104-0044 東京都中央区明石町5−26
02_【「カトリック築地教会聖堂」へのアクセス】
⑴ 東京メトロ日比谷線「築地駅」3b出口から徒歩約7分450m
⑵ 東京メトロ有楽町線「新富町駅」6番出口から徒歩約5分350m