ドライスーツを着ての流氷ウォークができるなんてと思って参加したツアー。参加者が用意するものは基本、ほとんどなし。ほぼ普段着でよし。ツアー主催者の事務所に行くと、ドライスーツの装着。ごわごわのゴムのようなスーツも思ったほどきつくはない(あまり大柄すぎると大変かも)。一人では着れないのでスタッフが手伝ってくれる。首までゴムできっちりと防水されたスーツ。背中のところをどうやって止めるのかこちらではわからなかったが、とにかく水が入らないように装着できたらしい。いったんバスに引き返し、流氷原に近い防波堤へ(ここは岸までぎっしりと流氷が漂着している。氷原で白くなった海面(深いのか浅いのかさっぱりわからないが、スタッフによれば最初は立てる程度の深さという。先走りする人間なので、スタッフのすぐあとについて歩いていくと、氷の割れ目か「ズブッ」と足が飲み込まれる。流氷に落ちちゃった・・・が、片足だけなのですぐにその足を引き抜けば終わり。あまり先の方へ行くと氷が薄いところがあるので気を付けてといわれるので、一応気を付ける。でも、氷の割れ目にくると、どうしても足を突っ込みたくなる。スタッフが割れ目に体ごと浸かるようにして、ドライスーツには十分に浮力があることを証明してくれると、こちらも調子に乗って氷の薄いところに行き、氷海に体を浮かべてみる。「こんなことできるんだ」と、けっこう感激。少数でも参加者が氷の海に身をゆだね始めると、ほとんどの参加者が大丈夫と思ったのかはしゃぎ始める。写真撮影(カメラ、スマホは防水の袋に入れ、スタッフが氷原まで運んでくれる。)があちこちで始まったが、4,5人が集まったところでは重みに耐えかねた氷が沈み、全員水中に転落。と、いっても浮力も十分で冷たくもないので全員周囲の爆笑の中、氷の上にアザラシのように這い上がっていった。
氷にうつぶせになって海の中を眺めると、氷海の中にも小さな生き物(クリオネだったのかどうかよくわからないが)が泳いでいた。
たぶん、こういった流氷ツアーはいくつかの会社でやっているのだろうが、私が体験したのがどこの会社かよくわからなかったので、違う場所に書き込んでしまったのかもしれません。間違っていたらごめんね。