太平洋戦争の火蓋を切った旧日本軍による真珠湾攻撃で多くの乗員とともに海中に沈んだアメリカ海軍の戦艦アリゾナの惨劇を後世に伝えるために設置された記念館です。
滞在先のアラモワナホテルからTheBUSのCity Express A系統(20番42番のバスでも可)パールハーバーへ向かいました。
パールハーバーのナショナルパーク内は鞄等一切の手荷物の持ち込みが禁止されている(ポケットに入るスマホや財布程度は可)ため、有料手荷物預かり所へ手荷物を預けます。荷物預かり所は駐車場の奥パーク・ゲートの右手にあるトイレ棟のさらに奥にあります。
パーク・ゲートを入ると正面にチケット売り場がありますが、今回はネットで事前指定のチケットを購入して訪問しました。チケット売り場の左手奥に「アリゾナ記念館」の見学コースの入り口があります。
見学コースでははじめに真珠湾攻撃に関するビデオを視聴するとの事でしたが、この日は何かしらの事情で視聴がなく、代わりにガイドによる10分程度の説明がありました。
その後、沖合のフォード島沿岸の海上にある記念館へボートで向かいます。
白く細長い記念館の建物へ桟橋から上陸しますが、この建物の下に海中に沈み海底に横たわる戦艦アリゾナの船体があります。海底に沈む錆びついた鉄の塊と海上に姿を見せる砲塔を載せていた円形の砲台がありし日の戦艦の巨体を思い起こさせます。今でも船体からは燃料であった重油が少しずつ漏れ出していると言いますが海面にはそれらしきオイルが浮かんでいました。
記念館には艦とともに散った船員達の名が刻まれておりその多さに胸が痛みます。
記念館での滞在は10分強と僅かですがその短時間でも戦争の悲惨さをかんじるには十分な時間でした。