宿泊したのが12月末、GOTOキャンペーン最後の日。多くの人はキャンセルしたのか、ホテルで見かけたのはたった4組。「密」とは縁遠い世界。クラシックホテルをめぐる中で、これだけ重厚な木の雰囲気を持つホテルははじめてでした。温泉も1人でゆっくりと入ることもできました。ディナーで高カロリーは避けたいという希望にも、しっかり対応していただき、大変おいしく食べることができました。雰囲気、温泉、食事、堪能しました。大変ありがとうございました。ぜひ再訪し、時間をかけて雲仙を楽しみたいと思います。1日でも早くその日の訪れれることを祈っています。
このホテルの醍醐味は次の3つです。第一に重厚な木材や調度品が醸し出す優雅で落ち着いた空間。 第二に、夕食、朝食ともに手の込んだ食事です。とても洗練されていておいしかったです。第三に、小糸地獄から引かれた温泉です。あとからジワジワと効いてきます。
建築設計を業とする人間としてホテルのつくりが、今はやりの張りぼてでないということに感動しました。写真を撮影できませんでしたが、浴室の入り口のドアに組み込まれたステンドグラスのつくり、それをペアガラスの中に組み込む丁寧さ、浴槽への給湯の方法(花崗岩の一部を横長のスリットしてそこからわからないようにお湯を浴槽に注いでいる)、半円の平面に対応するように洗い場の排水溝の花崗岩の溝加工、天井の納まり等本当に良い仕事でなりたっています。客室から浴室へのルートがロビーを通らなくともよいとか計画上の配慮もよいと思いました。客室のつくりも同様に無垢の材料を使って丁寧な工事がされています。建具もよい。ELVはないが階段はとてもゆったりと造られており、階段のホールや廊下も広々としている。
コロナの影響で9月は宿泊客をわずか数組に限定しているとのことで大変にゆったりとした滞在ができました。ANAの宿泊プランで残念ながら部屋は狭かったですが、充分にクラシックホテルの雰囲気は味わえます。クラシックホテル協会のホテルを順番に泊まり歩いていますが、ここはロビーやダイニングルーム、撞球室等昔のままの雰囲気が大変に色濃く残っており素敵です。大阪の会社が経営しているのですが、このままの雰囲気を残してほしいものです。従業員の方々の対応も穏やかで大変好感が持てましたね。ただ夕食の高原フレンチテロワールの椎茸のシフォンやリゾットにかけられたソースは強すぎて僕には合いませんでした。朝食は凄く美味しかったですね。レストランでサービスをしていただいたHさんの対応は素晴らしく、印象に残りました。再訪したいと思うホテルです。
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