郡山に出張で来ました。福島県というのは大阪からはなかなか縁遠いところですので、1人プライベートで延泊してゆっくり休日を過ごすことにしました。仕事しながらのリサーチのためあまり状況等は調べられていませんが、郡山駅から電車で来れることと、温泉の泉質が私の大好きな美人湯(ツルツル系)だということで各種予約サイトでザっと皆さんのクチコミをナナメ読みし、すでに宿泊前日段階で公式ホームページからの予約が出来ず、仕事中にBooking.comでコソっと予約。 郡山からの電車が1時間に1本しかないことと駅からまだ遠いのは想定範囲ですが、駅までの無料送迎が1日3本(15:40,16:40,17:40)だけだというのは想定外でした。電車の時間を伝えたらいつでも来てくれるのだろうという思惑でしたがアテが外れました。タクシーの料金目安が駅前に貼ってあり、800円+迎車料金程度です。1.5kmとしては思ったより高いです。迎車0円の大阪の1.5倍くらいか。1人なので割高に感じます。キャリーケースありで徒歩20分ほどかかりました。 ゆとりろのリロは、リロのポイントバケーション(別荘のサブスク)のとこだと着いてから気づきました。知人が会員なので毎年どこかしら一緒に泊めていただいていますが、大手企業等が保養所として建てた施設が不良債権化したあとを買い取ってリノベーションするケースが多く、特に、内装工事では客が真っ先に目のいく水回りの設備品の選択やデザイン、優先度の切り分けが上手で、外観ボロでも中は綺麗なイメージで満足度を高める手法をいつも感じています。 おそらく、もともと清稜山倶楽部という温泉旅館だったのを最近ゆとりろ磐梯熱海としてリニューアルされたように見えます。ここは外観も綺麗です。部屋は16平米との記載でしたが、和室10畳の奥にさらに縁側的な板間スペースがあり、他にも床の間や収納、玄関前室やトイレなどは16平米に含まれませんのでホテル感覚の16平米とは異次元に広いです。洗面設備やタッチパネル式の自光式の鏡は最先端リノベーションで快適です。仕事で11日連続ホテル出張の中、旅館の広い和室というのは気持ち良いです。畳も綺麗で布団も綿がしっかりしていて、ビジホのフニャフニャベッドよりも快適に眠れました。 ただ、温泉についてはクチコミの良さに期待が高すぎ、完全にくじかれました。私が普段使いで年に数回頻度で利用しているツルツル系の温泉は、大阪府高槻市の祥風苑(スーパー銭湯)と奈良県五條市の金剛の湯(旅館の日帰り湯)、また和歌山の龍神温泉もそれ系でしたが、pH9.1というのは大阪の祥風苑と同じです。金剛の湯でpH7.6、龍神温泉pH7.8なので、明確なイメージを持って来てしまっておりかなり期待していたのですが、いざ入ってみるとガッカリ。キシキシとした普通のお湯に近いものでした。もちろん、普通のお湯との違いはギリギリ分かりますしそれが美人湯系なのも分からないこともないですが、ウーンです。pHだけでどうこう言うことが間違いなのか、過去の数値を掲げているだけなのか。温泉に行くと必ず成分分析表を見ますが、1kgの湯に対して五條市の金剛の湯(pH7.6)はナトリウムの量が11860.0mg、こちら磐梯熱海(pH9.1)は113.3gと、100倍以上も違うというのがナトリウム泉と単純泉の違いとしてはありますが、祥風苑は336.1mg程度で最もツルツルなのに、温泉の触感というのはどこで差がつくのでしょう。 ユトリロの温泉成分表近辺には加水の有無や循環濾過方式等の記載が公開されておらず、また駅前や宿の斜め前の公設足湯ではユトリロよりもう少しツルっとした感覚を得たので、薄めすぎとか循環濾過させすぎ(祥風苑とて源泉掛け流しではないのですが)のせいかもしれません。不都合な情報は開示しないというのはアルアルですが、泉質自慢をするのなら、きちんと質を極めてほしいしバランスを取るなら分かる人には分かるように説明をしておいてほしいところです。 初日はバスタオルの方は問題ないものの、ハンドタオルの方が使う前から異臭がしていまして顔を拭くこともままならぬため交換してもらいました。夏場に洗濯したまま取り出し忘れて3日ほどたったような匂いというか、梅雨時に満員電車ですごく太った人が発している匂いというか、強い生乾き臭です。それが翌日は、ハンドタオルには問題がなかったけどバスタオルの方が同様の異臭。前日使い終わったバスタオルが部屋にまだあったのでそちらを使いました。タオルの洗濯乾燥は外注かどうかわかりませんが、不良率50%というのはマズいと思います。煮沸しないと取れないような匂いです。 ここの予約をするきっかけにもなった温泉写真は岩風呂みたいな雰囲気の露天だったのですが入ると殺風景な一枚壁で露天の風情も何もなし。2~3時間は入ってやろうという心算で来たのですが泉質の件もあり1時間で出ちゃいました。壁の外には綺麗な桜が咲いていますがそれすらほんのすこししか見えません。壁を低くするか桜より向こうに壁を移設して少しライトアップすればまだ雰囲気はマシになろうかと思いますが、まるでスーパーホテルかAPAホテルの屋上風呂みたいでした。男女別に異なるデザインの風呂なので、てっきり日替わりで男女が変わると思いきや翌日も同じでしたので、湯上りに夜勤のスタッフの方に確認すると、早朝5:30~8:50の時間帯のみ男が岩風呂付きの方になるとのことでした。レディファーストであることは当然として構いませんが、これについてはチェックインの時に教えてくれたらよかったのにと思いました。知ったのはチェックアウト前夜の23:30。翌朝、頑張って朝食前に15分だけ入りましたが、この岩風呂がある側が断然良いです。桜の木はほぼ真上にあり、ちょうど散っていく花びらが湯船に浮かんで綺麗でした。泉質は相変わらずですが、こちらには随分と風情を感じますので少し長く入っていたい気持ちになりますが朝の風呂は8:50までです。 他にも色々と説明が不十分に感じたことが多いです。本来、説明などしなくて済む運営がベストではあれど、常識的に想定できるであろうことの逆をいく部分については絶対に事前説明しておくべきだと思うのですが、色々説明のないことが重なることでチリも積もれば山のように不快感を感じます。 複数のスタッフから感じた雰囲気なので菅、後ろめたい気持ちがあるからこそかもしれませんが「あなたに選択の余地はありませんよ」という威圧感を端から感じました。関西気質との違いとして、関西ではたとえ思っていなくても必要以上にやたらと申し訳ない感を出しながら客を押し切ることで客の方が「はいはい、もう、しょうがなあいなあ」と諦めると言うベタなコミュニケーションパターンがベースにありそれに慣れていることで余計に感じることかもしれませんが、もうちょっと言い方があるだろうになと思いました。 特に朝食について、一方的に時間を指定されます。チェックイン時にあなたの明日の朝ごはんは朝7:30ですと告げられ、もっと遅くできないかというと8:30に動かしてくれましたが、むしろ7:30と8:30に空きがあるがどちらが良いかと尋ねてくれるのが普通じゃ無いのかと思いました。2日目はなるべく遅くと伝えましたが、きっぱりと断られました。では、誰を優先した結果として私の希望時間が通らないのか、全くもって不透明です。団体さんを優先しているのか地元客を優先しているのかリロの会員を優先してるのか分かりませんが、少なくとも私は、連泊であっても希望時間というのを一度も尋ねられることなく、2日目の日中の外出先から戻って預けていた部屋の鍵を受け取る際に、あなたの明日の朝ごはんは8時になりましたよと一方的に告げられます。時間決定システムが不透明であることや選択肢が全く与えられないこともそうですが、時間を一方的に限定されうることについて事前の説明が全くなかったこともとにかく不快でした。リラックスしに来ているので早起きなんてしたくありません。その時間ならば2日目は朝食抜きにしたかったのが正直なところです。あるいは、席は要らないのでセルフで取りに行くから部屋で食べるという選択肢もあって然り。 物理的なスペースと宿泊者数のバランスで時間を決めないといけないということは理解できますが、それについて事前説明の不足であったり、他の宿泊者と比較して不平等に扱われていると感じさせてしまうような運営方法はいち早く改善された方が良いと思います。 また朝食についてクチコミでは味の評価が高かったのですが、個人的には疑問符です。白米については、見た目として非常に粒だちの美しい米だと感じましたが食べるとモチ米的なネバリが強すぎましたし、麹で焼いた赤魚を始め、全体的に砂糖の甘さが強いものが多く安っぽい味です。小鉢や納豆などパック量産品を開けただけのものも多いです。二日目の干物の開きはかなりの塩っけですが、オカズもお米も量的にももう少し食べたかった感じです。 初日は時間通り丁度に会場へ行ったにも関わらず米も魚も冷めていましたし、暖かいのは味噌汁だけでした。2日目は5分早くいくとご飯の温度は食べごろでしたが、おかずは冷たかった。定価ですと2200円ですが到底その価値はなく、私の宿泊プランとしては素泊まり比較で1200円程度の朝食分増だったかと思いますが、街中のビジネスホテル(ダイワロイネット)などでの同価格帯の方が好きなものを好きなだけ温かく食べられて味も良くて時間も自由で良いんじゃないかと思ってしまいます。結果としては、朝ごはんの時間を岩風呂に充当させたい気持ちになってしまいました。なかなか福島に来られる機会はないですが、万が一、次回というものがもしあるとしたら、素泊まりプランを選びたいです。 福島といえば日本酒ですが、個人的に醸造酒全般が苦手な為、郡山駅の成城石井とKALDIでクラフトビールとツマミを買い込んで来ました。駅から5分ほど歩いたとこにあるローソンにもスプリングバレイとカエル君のビールくらいはあります。 ホテルのフロント横にも缶ビールが売っていますがコンビニと比べてちょっと割高で、アサヒのドライしかありません。フロント横にはカップ麺系が色々売っていましたが、むしろそちらは選択肢が結構多く、珍しいものが多かったと思います。2Fには電子レンジあり、3Fには2機ずつですが洗濯機と乾燥機がそれぞれあり無料でした。 宿そのものとしては居室の居心地は素晴らしく良かったですが、太平洋側、瀬戸内地域などの温泉地と比較すれば価格相場が高いのは否めません。この温泉地内の相場として近隣と比較すれば安いですし、サービスの販売方法や運営方法についてイマイチな部分も感じつつ、まあ価格相応なのかしらと思える範囲ではありますが、釈然としないことが多かったです。 最後に近隣のお話を。 近隣は何もありませんが、遊歩道の散歩は楽しく、また、満足できる店もありました。ごく短時間のランチ時間帯にしか開いていませんが、駅裏にある、「いしむしろ」という蕎麦屋はとても美味でした。関西の外食界では本格的な十割蕎麦文化が入ってきたのは本当にごく最近であり、私的にちょうど敏感な年頃。各地で蕎麦やガレットを好んで食べているわけですが、こちらは十割でなく二八との表記ですが十割と言われても違和感のないほどの蕎麦です。つけつゆも随分美味しいですが、蕎麦のみでも美味しい。つゆはおろか塩すらつけずに蕎麦だけで美味しく食えるドンピシャに好みの味でした。価格も大盛りのザルで1000円ちょっとで、味に対して価格が安い。現状は11:00から13:30だけの短縮営業(通常時は16:00)という、なぜこのコロナ禍で短時間に客を集中させるのかは謎で、店内かなり賑わっていますが、オススメです。 それから駅の表側、駅から徒歩5分程度のところにあるICHINOICHIコーヒー、めちゃめちゃ美味しいです。失礼ながら、なぜこのクオリティのコーヒー屋がこんなところにあるんだという大きな驚き。端的に言えばサードウェーブ系ですが、非常に丁寧な浅煎りのコーヒーがいただけます。深煎りもありますが、浅煎りがあるんなら浅煎りを頼むのがコーヒー好きの性です。これ、場所が場所なら夜まで客が並ぶこともあるかもと言って過言でない。ハンドドリップ3種飲み比べで800円台というのもコーヒー好きにはうってつけに楽しめてコスパよし。うちの近くで浅煎りを出すカフェは1杯だけで800円しますが、ICHINOICHIの方が選択肢が多く銘柄もハイクオリティで本来もっと高価なスペシアルティが比較的安価にメニューに並んでます。暖かいところから飲み始め、そして冷めた状態までを楽しむ。このコーヒーショップだけでも磐梯熱海に来た甲斐があったと、今回の休暇の満足度が爆上がりしました。古い喫茶店でジャズ聴いて飲むタイプの味ではありませんので勘違いなきようご注意を。 駅前の足湯どころにはサイネージディスプレイがあり、このエリアの温泉旅館の写真や価格帯も流れるのですが、ゆとりろになる前の清稜山倶楽部として紹介されています。他にさらにオっと思う旅館があったので予約できるかなとスマホで検索してみたところ、コロナ禍初期に、すでに倒産してしまっていました。2年以上も更新されていないサイネージ(メモリーカード差し替えるだけのはず)はどうかと思いますが、そんなことよりも福島は観光地として地震・原発事故の被害も引かぬままコロナもあって本当に大変なはずです。コロナは私も大きく影響を受ける仕事で、地元大阪の仕事が大幅になくなったまま復旧せず、出稼ぎのように地方都市を回っていますが、磐梯熱海も再び多くの人が訪れる街になるよう頑張ってほしいです。来てみて初めて知る良さががありますし、人がまた訪れたいと思えるようなものを育てることを目標にしていってほしいと思います。…
歩けない距離ではないですが、天候が悪いとキツそうです。 駅からは、ホテルの送迎バスが事前予約で利用できるみたいです。ホテルから駅は、10時にしか出ないので、早めに動きたい時はタクシーか徒歩になるようです。 周辺はコンビニも少し遠く、夜道は暗いので来る前にお買い物は必要です。近くには足湯もあります。 宿は古い宿をリニューアルした宿で、 ロビーや、部屋のトイレや洗面台など設備が新しく感じる部分もありますが、廊下や脱衣所、お風呂は古さがミスマッチです。 浴衣を選べたり、温泉に行く用の籠や湯上がり場にハーブドリンクやスチーマーがあったり女性には嬉しいサービスでした。 布団も最初こら敷いてあったのでついてすぐ一休みできます。 ただ、網戸が破れていたり、畳の染みなどは気になりました。 温泉はよかったですが、お風呂はそこまで広くはないので、週末などは混みやすそうです。 お食事は、時間や席が決まっており、隣とのスペースもあってよかったですが、料理がでてくるのが遅かったです。お酒を飲みながら人と話しながらであれば、気にならないのかもしれないですが、1人で来てる方は食べ終わって次を待っている人やデザートを食べずに出て行く方もいました。 料理を出す際に何をつけて食べるとか一言説明があると親切だと思います。
生まれ変わったと聞き、高め設定ではありましたが伺ってみました。夕食会場は激混み。密を感じました。夜の廊下は肌寒く早足に。そして朝食。金額の割にはかなり質素に感じました。飲み物は水かお茶だけです。少食な方にはいいかもしれません。ガラスも綺麗にしてほいと感じた訪問でした。
日帰りパックは、個室付き、食べ放題で温泉に入れるプランでした。 部屋には10:30-15:00まで滞在でき、11:30-13:00の間に昼食を取ります。 ビュッフェスタイルで、肉、寿司、串揚げ、ラーメン、デザートと沢山の種類があります。団体がいて、ビュッフェは落ち着いて食べる事はできませんでした。 お風呂はそれほど大きくはありませんが、肌がツルツルした気がします。 一人¥3800なので、十分満足できると思います。
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