日本三大名園の一つである兼六園。1676年、当時の加賀藩主前田綱紀が作業所をを城内に移した跡地に自己の別荘を建て、周囲を庭園化したのが始まりとされています。冬の見所は黄金色に輝く雪釣り、春は桜を眺めながらの散策と1年を通して多くの観光客でにぎわいます。また、園内には茶店の数も多く、抹茶など兼六園グルメを楽しむこともできます。電車でのアクセス：金沢駅(JR・北陸鉄道)からバス

「わたしが忍者だ」と名乗る忍者はいない。故に、その実像や歴史には謎の部分が多いのだが、今日まで語り継がれるような戦を紐解けば、そこには必ずと言っていいほど忍者の存在、そして活躍があった。 　名勝負として語り継がれるものの多くは、無勢の勢力が見事に大軍を撃破してものだ。忍者の存在意義は、まさに少ない兵力で敵の虚を突き、味方の損害を最小限に抑えながら勝利を収める戦い方にあるのである。 　忍者を重要な兵力として駆使することに長けた武将のひとりに真田昌幸が挙げられるが、1585年の「第一次上田合戦」では、わずか2,000の兵力で8,000近い徳川軍を撃退している。 　また、敵の虚を突く奇襲攻撃を立案し、成功させるためにも、綿密な情報収集が欠かせない。源義経は1184年の「一ノ谷の戦い」で70騎の兵を率いて鵯越の急峻な崖を駆け下り、平氏の本陣を急襲したが、この作戦を成功させるためにも、忍者の活躍は欠かせなかった。 　じつは、源義経こそが、忍者を駆使した武将として文献に残る最古の存在である。 　江戸時代になると、武士道精神が哲学として体系を整えていく一方、忍者の存在は次第に影を薄くしていったようにも見える。忍者は、武士の影のような存在だ。しかし、江戸の泰平もまた、忍者によって支えられていたと言っていい。巧妙に情報戦（インテリジェンス）を操り、戦わずして勝つことも忍者の働き。江戸幕府もまた、公儀御庭番などの忍者を重用していたことは広く知られている。

石川県金沢市にある近江町市場では、食材の宝庫でもある石川の海の幸や青果など一年を通して旬の食材に出会えます。市場内には約185の専門店が立ち並び、ほとんどの生鮮食品が卸売市場のセリで仕入れているので鮮度は抜群です。色々なお店を回りながら、買い物や食事を楽しみましょう。県内外から1日約15,000人が訪れる大変活気ある市場です。電車でのアクセス：金沢駅(JR)から徒歩15分

東茶屋街は、石川県金沢市を代表する観光地のひとつです。美しい出格子と石畳が続く、昔の面影と風情を感じさせる街並みは、2001年に国から重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。和菓子や伝統工芸品などを扱うショップやカフェも充実、着物のレンタルを利用してお買い物や街歩きを楽しみながら、城下町の雰囲気を満喫することができます。電車でのアクセス：金沢駅(JR・IRいしかわ鉄道)より橋場町(路線バス)下車徒歩約6分。

金沢市にある日蓮宗妙立寺は、別名忍者寺の愛称で親しまれています。 忍者寺と呼ばれる理由は建物の中が複雑な構造となっており、まるで迷路のようになっているからです。隠し階段や落とし穴階段など妙立寺ならではの珍しい構造を各所で見ることができます。こちらの拝観は電話での予約制となっていますが、空きがあれば当日予約も可能です。未就学児は堂内を拝観することができませんので、注意が必要です。電車でのアクセス：金沢駅からバス停広小路下車

尾山神社は、1873年に創建されました。加賀藩の藩祖である前田利家公と、正室お松の方を祀る神社です。国指定重要文化財の"神門"は、和漢洋の三洋式を混用した珍しい門で、金沢市のシンボルとして全国的にも有名です。さらに、旧金沢城の二の丸の唐門だった"東神門"や、古代舞楽の楽器を模して造られた庭園"神苑"など、境内には見どころが沢山あります。また、宝物には前田利家公の守り刀があり、国指定重要文化財に指定されています。電車でのアクセス：金沢駅からタクシーで約5分

金沢21世紀美術館は石川県金沢市、兼六園の近くにある円形・ガラス張りの美術館です。展示作品は草間彌生、横尾忠則、アンディ・ウォーホルをはじめとした1980年以降に制作された作品が多くを占めています。人気なのはエルリッヒ作の“スイミング・プール”で、その不思議な空間は子供も楽しめるでしょう。交流ゾーンは無料、展覧会ゾーンは有料となっています。ショップやレストランも併設されています。電車でのアクセス：金沢駅(JR北陸新幹線・北陸本線)からタクシーで約10分など