愛媛県の北東部に張り出した今治市。広島県尾道市からしまなみ海道を使ってアクセスでき、経由する瀬戸内海の島々からの景観が見事。特に、世界有数の斜張橋を見渡す多々羅しまなみ公園や、美しい三連橋を眺める来島海峡展望館が人気を集めています。さらに、律令時代に伊予国府が置かれるなど、古くから政治の中心都市として賑わい、1980年に再建された今治城は、江戸時代初期に海城として栄えた勇姿を伝えています。グルメでは、鯛を利用した郷土料理のほか、串に刺さず鉄板で焼く今治焼鳥が目を引きます。

瀬戸内海を望む風光明媚な市。斜面に沿って建物が並び、中腹には寺社仏閣が点在。それを縫うように細い階段や路地が張り巡らされ、坂の町と呼ばれるにふさわしい景観を見せています。その独特の景観から多くの映画のロケ地にもなっています。尾道の全容を眺めるなら千光寺山ロープウェイで千光寺へ。眼下に広がる絶景を堪能できます。尾道は全長60kmの瀬戸内しまなみ海道の起点としても知られ、サイクリングで愛媛県の今治市を目指してもよいでしょう。◆グルメ：尾道ラーメン、オコゼ料理、 アイスモナカ◆おみやげ：尾道プリン、尾道ロール、はっさく大福◆イベント：尾道みなと祭（4月）、山王祭（5月）、祇園祭（6月）、おのみち住吉花火まつり（7月）、因島水軍まつり（8月）、瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチ（10月）◆アクセス：広島空港からバス。尾道駅（JR）

瀬戸内海に面したのどかな市。日本最古と言われる道後温泉には昔ながらの旅館や温泉施設が連なり、特に荘厳なたたずまいの道後温泉本館は重要文化財に指定されています。市の中心に立つ松山城には、江戸時代以前に建造された天守閣が残り、日本三大平山城のひとつとも称されます。松山市内では路面電車の伊予鉄道も旅情をそそる風景。夏目漱石ゆかりの路面電車、坊っちゃん列車も人気です。◆グルメ：もぶり飯、たこ飯、三津浜焼き◆おみやげ：五色そうめん、道後ビール、伊予柑クッキー◆イベント：松山道後秋祭り（7月）、道後温泉夏まつり（8月）、大神輿総練（9月）、二之丸光の庭園（11月）◆アクセス：松山空港からバス。松山駅（JR、伊予鉄道）

広島県第2の都市・福山。駅のホームからも見ることのできる福山城。内部は博物館となっており、城や地域に関する資料が展示されています。ほかにもユネスコ世界記憶遺産に登録されている江戸時代から栄えた鞆の浦、弘法大師の開基と伝えられる明王院、福山の開祖・水野勝成公の菩提寺、曹洞宗南陽山賢忠寺など、歴史を身近に感じられるスポットが多数。またバラの町としても有名で、毎年5月と10月には美しく咲き誇る風景が楽しめます。◆イベント：福山ばら祭（5月）、福山夏まつり（8月）◆グルメ：うずみ、福山ラーメン◆おみやげ：とんど饅頭、バラグッズ、柚餅◆アクセス：福山駅（JR）

山口県の日本海側に位置する、長州藩の城下町。吉田松陰が開いた松下村塾からは、明治維新の指導者となる人物を多数輩出されました。天災や戦災を免れた町並みは、江戸時代の古地図が使えるほど当時のたたずまいをそのままに残しており、城下町の情緒を存分に感じられます。市内から陸続きになった島には日本最小の火山といわれる笠山があり、2018年には萩ジオパークに認定されています。風穴や火口跡まで徒歩で行ける人気のスポットです。◆グルメ：見蘭牛、真ふぐ、生ウニ◆おみやげ：萩焼、夏ミカン、焼き抜き蒲鉾、しそわかめ◆イベント：萩焼まつり（5月）、萩・万灯会（8月）、萩時代まつり（11月）◆アクセス：東萩駅（JR）

日本三名塔のひとつに数えられる瑠璃光寺五重塔が町のシンボル。京都と大陸の文化が融合し、この地で花開いた独自の大内文化を今に伝える代表的な建造物です。幕末に萩から山口市に藩庁が移されたことから、市内には明治維新ゆかりの史跡が点在します。維新の志士や文化人も体を温めた湯田温泉は美肌の湯として人気があります。◆グルメ：ばりそば、車エビ料理◆おみやげ：外郎、大内塗、小郡饅頭◆イベント：湯田温泉白狐まつり（4月）、山口祇園祭り（7月）、あいおえび狩り世界選手権大会（9月）、長門峡もみじ祭り（11月）◆アクセス：山口宇部空港から電車。新山口駅（山陽新幹線）、山口駅（JR）

出雲市といえば、縁結びの神様として知られる出雲大社が有名。境内は広々としているので、時間に余裕をもって参拝に訪れましょう。周辺には須佐神社や日御碕神社といった神話に由来する古社が点在し、パワースポットとして人気を集めています。青空に映える出雲日御碕灯台も訪れたいスポット。灯台の上からは雄大な日本海を一望できます。奇岩が連なる立久恵峡や江戸時代の町並みを残す木綿街道も定番の観光地。休憩は地元産ワインのテーマパーク、島根ワイナリーへ。◆グルメ：出雲そば、出雲ぜんざい、のどぐろ、◆おみやげ：そばおやき、雪ふわり、俵まんぢう、うず煮◆イベント：武蔵坊弁慶まつり（4月）、万九千神社春祭り（5月）、出雲神話まつり（8月）◆アクセス：出雲縁結び空港からバス。出雲駅（JR、一畑電車）

福岡はグルメ天国です。福岡フォーラムの参加者曰く「ベジタリアンでなければ」だそうです。 玄界灘に近いこの街では、新鮮なシーフードをたっぷりとお楽しみいただけます。 また、福岡名物の屋台では福岡ラーメンを食べることができ、モダンなレストランも多数あります。 食後は、腹ごなしに大濠公園や近くの福岡城跡まで散歩しましょう。

香港やタイを越えた経済力のある大阪は、人口およそ 900 万人の、エネルギーあふれる都市です。 自信に満ちたこのおしゃれな都市には、すばらしいレストランやナイトライフがあります。またここはショッピングの中心でもあります。 そして、電車で 90 分以内のところには、京都の世界遺産や奈良のお寺、高野山の霊場があり、大阪は関西エリアを回るのに理想的な拠点です。 最も人気のある大阪の観光スポットには、水族館や大阪城、ユニバーサル スタジオ ジャパン、そして近未来的な空中庭園展望台があります。

京都の寺社は、日本の現代的な生活と、脈々と受け継がれる歴史の架け橋となっています。 たとえば、下賀茂神社は 6 世紀に建造されました。まるで時間が止まったような空気をまとい、その穏やかさとスピリチュアルなパワーをはっきりと感じ取ることができるでしょう。 伏見稲荷神社で稲荷の神に祈りを捧げたら、三十三間堂の千手観音像に手を合わせましょう。 伝統的な芸者の舞を堪能したら、鴨川を見下ろす料亭で静かな夕食をお楽しみください。

金のしゃちほこで有名な名古屋城がランドマーク。ご当地グルメのなごやめしはラインナップが豊富で、名物店をめぐるグルメ旅も楽しいもの。パワースポットとして人気の熱田神宮や、市街の夜景を望む名古屋テレビ塔が鉄板の観光地です。◆グルメ：名古屋コーチン、きしめん、味噌煮込みうどん、ひつまぶし、天むす、味噌カツ、あんかけスパゲティ◆おみやげ：手羽先、ういろう、しゃちほこグッズ◆イベント：おほほ祭り（5月）、若宮まつり（5月）、熱田まつり（6月）、名古屋港みなと祭（7月）、名古屋まつり（10月）◆アクセス：中部国際空港からバス。名古屋駅（JR、名古屋市営地下鉄線、近鉄線、名古屋臨海高速鉄道線）

ソウルは韓国のビジネスと文化の中心地であり、摩天楼が仏教寺院を見下ろしています。 さまざまな産業や技術があふれるソウルは、今や国際都市に発展しました。 南山公園の頂上にある N ソウル タワーからは、街を一望に見渡すことができます。 仁寺洞のティーハウスやショップを訪れると、韓国らしさを感じることができるでしょう。景福宮に足を踏み入れ、博物館を見物すると、さらにそれは深まります。 ユネスコ世界遺産地である昌徳宮は、正真正銘の古代建築の傑作です。

高台から海を見晴らす温泉地。風呂自慢のホテルや旅館とレトロな公衆浴場が混在し、町全体がどこか懐かしいノスタルジックな雰囲気に包まれています。熱海駅前の商店街には飲食店やおみやげ店が並び、路地裏では地魚を楽しめる寿司店やイタリアンを見つけることができます。網代の干物や初島のサザエ料理も人気です。◆グルメ：海鮮丼、寿司、サザエカレー◆おみやげ：干物、ネコの舌、伊豆乃踊子◆イベント：熱海海上花火大会（通年）、熱海梅園梅まつり（1〜3月）、熱海城桜まつり（4月）、湯かけまつり（5月）、マリンフェスタ（7月）◆アクセス：熱海駅（JR）

伝統とポップカルチャーが共存する東京。古い寺院を恭しくあがめた後に、カラオケバーで歌い明かすこともできます。 早朝に豊洲市場に出向き、活気に満ちた競り市を見た後は、隅田川沿いを彩る桜の木の下を散策してリフレッシュしましょう。 皇居東御苑を散策してから、江戸東京博物館で江戸の歴史に触れるのはいかが？ 寿司やうどん、和菓子も心ゆくまでご堪能あれ。

台北では、おいしいものをお腹いっぱい、とても安く食べることができます。 おしゃれなレストランではないけれど、料理の質は最高です。 台湾の郷土料理のほかにも、中国各地の料理をはじめ、インド料理、日本料理、イタリア料理のレストランまであります。 満腹になりすぎないように、軽食を食べる余裕も残しておきましょう。台北の屋台料理は一度食べたら病みつきになります。

おいしい点心、離島、他の場所では見ることができないようなスカイライン。香港ならではの魅力です。 昴坪村で中国の伝統的な建築物を存分に楽しんだら、路面電車に乗って、ビクトリア ピークの頂上からの絶景を堪能しましょう。 南蓮園池の岩や緩やかな丘は、心の平安をもたらしてくれるでしょう。また、スタンレー カフェでお茶を飲むと、穏やかな気分になります。 心静かな仏教建築群、志蓮淨苑は、精神統一にうってつけです。

シンガポールの街並みは、まるで SF 漫画の 1 ページを切り取ったようです。 真のシンガポールを経験したい方は、種類豊富な屋台を訪れるか、お料理教室への参加をお勧めします。 植物園やガーデンズ バイ ザ ベイでは、園芸の天国を垣間見ることができるでしょう。また、サンズ スカイパークの展望台に上ると、まるで雲の上にいるかのような気分を味わえます。 シンガポール リバー沿いの遊歩道は、地元ならではのアクティビティに富んでいます。