アイヌ語でカムイトー（神の湖）と呼ばれる摩周湖がある弟子屈町。晴れた日には摩周ブルーの美しい湖面が見えますが、霧の発生が多いため、見ることができたらラッキーと言えるでしょう。第一展望台、第三展望台ではそれぞれ異なる風景が楽しめるので、ぜひどちらも訪れて。また近くには国内最大のカルデラ湖、屈斜路湖や今なお噴煙を上げる硫黄山などがあり、北海道の自然の懐の深さを感させてくれます。屈斜路湖から流れる釧路川では、リバーカヌーも。硫黄山の麓には源泉かけ流しの川湯温泉があり、旅の疲れを癒やすのに最適です。◆グルメ：摩周ポークの豚丼、摩周そば、ジェラード◆おみやげ：摩周メロン、ジャム、そば粉のガレット◆イベント：摩周ウィンターフェスタ（2月）、湯のまち川湯　源泉まつり（8月）◆アクセス：摩周駅（JR）、川湯駅（JR）

十勝地方の中心となる帯広市。この地の必食グルメと言えば豚丼。「ぱんちょう」「ぶたはげ」「はげ天」「とん田」などの有名店が点在し、食事どきには長蛇の列となっています。また、酪農が盛んな十勝は、古くからスイーツの町として知られています。NHK連続テレビ小説『なつぞら』でも酪農と製菓店の様子が描かれているのでご存知の方も多いでしょう。マルセイバターサンドで有名な六花亭の帯広本店では、限定のオリジナルスイーツも味わえます。また、幸福の聖地として人気の幸福駅は、カップルに人気のパワースポットです。◆グルメ：豚丼、チーズ、パン、スイーツ◆おみやげ：三方六（バームクーヘン）、霜だたみ（パイ）、マルセイバターサンド（六花亭）◆イベント：ばんえい競馬（6～9月）、おびひろ平原まつり（8月）◆アクセス：とかち帯広空港からバス、タクシー、レンタカー。帯広駅（JR）

北海道の北東部、戦前はハッカの生産で栄えた北見市。市の北部はオホーツク海とサロマ湖に接し、300以上もの海浜植物が原生するワッカ原生花園が見どころ。夏期にはさまざまな花で彩られ、冬には雪景色の中に流氷が訪れます。さらに南西部には、イトウなど貴重な淡水魚を展示する北の大地の水族館（山の水族館）や、自然に近い状態でキツネを飼育する北きつね牧場など、北海道ならではの生物を鑑賞できる施設が点在。市街の飲食店では、オホーツク産のホタテをはじめ、ご当地グルメのオホーツク北見塩やきそばが人気です。

世界自然遺産である知床半島の西側に続く町。毎年1〜3月には流氷が接岸し、観光砕氷船で流氷クルーズを楽しむことができます。ヒグマやエゾシカ、キタキツネなどの生息地としても知られ、知床峠や滝をめぐるガイドツアーが開催されています。知床世界遺産センターや知床博物館で希少な動植物の生態を知るのもいいでしょう。美人の湯と呼ばれるウトロ温泉も人気です。◆グルメ：カニ、サケ、ホタテ、ホッケ、シカ◆おみやげ：熊よけ鈴、エゾ鹿ソーセージ、毛ガニ◆イベント：知床流氷フェス（1月）、知床雪壁ウォーク（4月）、羅臼岳山開き（7月）、しれとこ斜里ねぷた（7月）、しれとこ産業まつり（9月）◆アクセス：女満別空港からバス、レンタカー。知床斜里駅（JR）

オホーツク海に臨む港町で、網走国定公園の中心に位置するオホーツク観光の中心都市。新鮮な魚介類の宝庫であり、冬季は流氷見学の拠点として多くの観光客が訪れます。網走といえば明治維新後、蝦夷地の開拓のために重罪犯を過酷な労働に従事させた網走刑務所が有名です。現在は当時の様子を再現した博物館網走監獄でその様子を知ることができます。◆グルメ：オホーツク網走ザンギ丼、網走モヨロ鍋、あばしりちゃんぽん、キンキ料理、カニ、ホタテ◆おみやげ：流氷飴、海産物加工品、ニポポ人形、クリオネグッズ◆イベント：あばしりオホーツク流氷まつり（2月）、オロチョンの火祭り（7月）、オホーツク網走マラソン（9月）◆アクセス：網走駅（JR）

札幌といえば、ビールを思い浮かべる方が多いかもしれません。北海道最大の都市である札幌には、1972年の冬季オリンピック当時のはつらつとしたオープンな雰囲気が今なお残っています。雪まつりや、世界的にも有名なさっぽろラーメンを目当てに、海外からも観光客が訪れます。 日本料理の多様性を体験したい方は、 ラーメンのテーマ・パークを訪れてみてください。グルメな人もきっと満足できます。

羊蹄山とニセコ連峰に抱かれた豊かな自然が魅力。夏は緑深い大自然を舞台にしたトレッキング、冬は極上のパウダースノーでスキーやスノーボードを楽しめます。昆布川温泉やアンヌプリ温泉、五色温泉など温泉が充実しており、アウトドアで疲れた体を満天の星の下で癒せる露天温泉も。美術館やギャラリーが多くアートに触れる旅というのもよさそう。◆グルメ：ジンギスカン、チョリソー、チーズ、ソフトクリーム◆おみやげ：ニセコビール、ニセコサイダー、ミルクプリン◆イベント：ニセコ山開き（6月）、七夕の夕べ花火大会（7月）、ニセコハロウィン（10月）◆アクセス：ニセコ駅（JR）

星型の敷地をもつ五稜郭公園がシンボル。かわいい雑貨やアクセサリーの店が並ぶ金森赤レンガ倉庫、100万ドルの夜景が美しい函館山、名湯と名高い湯の川温泉などが人気スポットです。函館朝市では上質な海鮮を食べるもよし、買うもよし。北海道の海の恵みを満喫できます。◆グルメ：イカ、うに丼、いくら丼、函館塩ラーメン、チャイニーズバーガー◆おみやげ：チーズオムレット、はこだて雪んこ、がごめ昆布◆イベント：五稜郭公園や函館公園の花見（4〜5月）、箱館五稜郭祭（5月）、函館港まつり（8月）、はこだてイルミネーション（12〜3月）◆アクセス：函館空港からバス。函館駅（JR、函館市電線）

海と山に囲まれた自然豊かな市。伊達政宗の像が立つ仙台駅を中心にショッピングモールやデパートが並び、名物の牛たん料理を堪能できる飲食店も点在しています。都市部にも公園や並木道など緑が多く、仙台駅の隣に立つAERビルの展望テラスから美しい町並みを一望できます。◆グルメ：牛たん、仙台牛、牡蠣、仙台ラーメン◆おみやげ：ずんだ餅、笹かまぼこ、牛たんサイダー、萩の月◆イベント：仙台青葉まつり（5月）、仙台七夕まつり（8月）、広瀬川灯ろう流し（8月）、萩まつり（仙台）、みちのくYOSAKOIまつり（10月）、SENDAI光のページェント（10月）◆アクセス：仙台空港よりバス。仙台駅（JR、仙台市営地下鉄）

山間の別荘地として知られる町。白糸の滝や雲場池といった自然を舞台にした観光スポットが点在し、テニスやゴルフを楽しめるスポーツ施設も充実しています。軽井沢駅から続く軽井沢本通りと旧軽井沢銀座通りには、おしゃれなレストランやカフェが集中。評判のベーカリーも点在しています。買い物派には軽井沢駅から徒歩3分の軽井沢・プリンスショッピングプラザが人気です。◆グルメ：信州そば、信州牛、コシアブラ◆おみやげ：軽井沢ビール、軽井沢プリン、浅野屋ラスク、野沢菜◆イベント：軽井沢若葉まつり（4〜6月）、軽井沢夏の花火大会（7、8月）、軽井沢ウィンターフェスティバル（11〜2月）◆アクセス：軽井沢駅（JR、しなの鉄道）

この旧植民地のリゾートに来れば、ベトナム南部の年間を通じた暑さを逃れ、ほっと一息つくことができます。町にはフランス占領時代の美しい建物が立ち並び、周囲には松の林と、エキゾチックな野菜や花が育つ農園があります。数日間暑さから逃れるためだけでも、十分訪れる価値のある場所です。