美味しかった。
はじめての宮島で一番感動したのがこのお店の存在でした。
たまたま宮島旅行用のパンフレットに記事があったのでふらりと寄ってみたのですが、大当たり。
この日実は台風が近づいていて、どうもキャンセルが出ていたようです。
船を降りて、店前に着いた時ちょうど11...:30だったのですが、まだライトも付いていなくて…少々不安になりました。店構えをみても、誰もが感じる「ちょっと敷居の高い、お値段もお高そうな」雰囲気。やめて他をあたろうかとも思ったのですが思い切って表に出している看板に記載された電話番号にかけてみました。
ちょっとうるさいお客様、って思われたらいやだなあ・・と一瞬脳裏をよぎりましたが、ほどなく電話口に出た女性が「はい、どうぞ」と。その心配をよそに難なくカウンターまで通していただけました。
島内のシカさんが入らないように設けているような扉門をくぐって細道を行くと。
まだ新しい、品のある店内が広がります。
テーブル席が3、4つ。あとはカウンターは8人分ぐらいでしょうか。
ライトは全体的に薄暗いですが、料理をピックアップするための明かりが程よい大人な雰囲気を醸し出しています。
「うっ これまじでお高いやつのだ…」
ランチは3000円と5000円のおまかせのみ。
3000円のやつを。
まずは牡蠣のあたたかいおすましを。
最初に温かい吸い物を出すお店、最近多いですね。これ、大好きです。そして先付け。
お寿司は江戸前、仕上がったものを出していただけます。ウニや海老、途中梅風味の茶碗蒸しもありまして。最後は卵焼き。この卵焼き、本当に美味しかったー。
日本酒もいくつかいただきましたが、値段はとても良心的で700円~だったかな。
とにかく、この内容で3000円は非常に安い!(※この日台風でキャンセルが出たので→実際の予定のものより若干盛っていただいたのも、もしかしたらあるかもしれません。)
主人の手さばきを目の前で見ながら楽しむお寿司、最高に贅沢な時間でした。
宮島は今回初めてで日帰りでしたが、このお店に来るために次回はゆっくり泊りできたいものです。
普段はもしかしたら予約でいっぱいなのかもしれません。
英語のメニューもあります。
ご主人は以前広島市内でお店を出されていたらしいですが半年前にこちらに移ってきたとのこと。その前は大阪難波の料亭で修業をされていたとのこと。ご主人の話を聞くと、嗚呼あのお店かな と思い当るフシもありましたが、聞くのは控えました。
頭の良い方で、お客さんの話をちゃんと聞いていて、とても自然な合いの手を入れてくださいます。
次来るときには予約でいっぱいかもしれないな。
大切な人とのお食事に、おすすめです。さらに表示