目黒のとんかつとんき、もうかれこれ60年以上通っている、とんきファンである。 今年も女房と一緒に初とんき行こうよと言って出かけた。休日ということもありそこそこ混んではいたが、慣れっこなので椅子に座って待っていた。そのうち (お二人さん) と声がかかり、席に着いた。ところ...が待てど暮らせどいっこうに料理が出てこない。 着席してから30分近く経ってようやく待ちに待ったとんかつのロースが出てきた。 早速食べ始めると・・・ん・・?なんか違うぞ?! まず、衣が薄くパリパリ感があまりない。切り方も今まで経験のない衣がちゃんと切れていなくくっついている状態なものがある始末。調理場を見ると若いお兄さんが切っていた。暫く見ていると何か床に落ちてそれを素手で拾いゴミ箱へ捨てていた。小さいものだったので多分床にも少し指が触れていたと思う。その手でまたトンカツを切っていた。 味もさる事ながらこうした教育や技術の伝達が滞っている気がした。 去年行った時に、年配の熟練者の方が2人居なかったのを、女房とどうしたんだろうねと心配していたが、その影響が出てしまったのかもしれない。 長いうちには色々なことがあると思う。ただ何十年も続いた目黒の自慢店の火を消さないで欲しい。と思うのは私だけではないのではないか?と思う。さらに表示