(多分)この街で一番格式の高いレストランだと思って予約したんだが,なんせ入口は日本橋三越でありバレットパーキング。だからそれなりの価格のディナー。何を食べたかというと,Pennsylvaniaにいるんだからと,大人しくNew England clam chowder(本...当は一番安く,この店で数少ない一桁台ドル価格)にしようと思ったんだが,一応気取ってテーブル付きのボーイにお勧めなど聞いたら,onion gratinとなってしまった。で,そこから目論見は崩れた。魚のつもりだったのが,なんせこの店,よく見たらGrille(何でeが最後についてんだろ?)とあって,圧倒的にステーキ三昧のメニュー。兎に角高級店なんだから,それなりに盛り付けも上品かつ,大量ではなかろうと踏んで,主菜はGorgonzola Crusted Dry Aged Bone-In NY Stripにしようか,それともPorcini Rubbed Bone-In Ribeye with 15-Year Aged Balsamic にしようか迷った末に後者にした。で,副菜にAu Gratin Potatoes。これに生牡蠣とサラダをつけようかと一瞬迷ったのだが,本当に頼まないでよかった。高級店といえども米国は米国,とんでもない量なのである。そして料理は.....カーボーイ食である。 だから結局,大量に残すことになった。しかし,こういうところが米国,高級店でもちゃんと持ち帰り可であって,しかも向こうから,そろそろ持て余し気味だなと頃良いタイミングで踏んでくれ,ちゃんと包んでくれたのである。しかもナプキン,ナイフ。フォーク,スプーンをきちんとつけてくれて。ステーキをバルサミコソースにしたのは具合が良かった。何せレアで頼んだステーキがちゃんと一日たっても食べられるのである。無論ホテルで冷蔵庫に入れておいたそれであるが,容器がきちんとしてたので,一寸頭を働かせ,洗面台に熱湯を張りそこに30分も浮かべておけば,レンジは無くとも,程よい加減で美味しく食べられたのである。 しかしである,後で調べたらどうもこのレストランも所詮全米チェーン店の様だ,imperial capitalismsの国だもの,なんてことはなかった。一口で言ってしまえば『毛の生えたMcCormick & Schmick』に過ぎなかった。さらに表示