20年ほど毎年花見を一緒に楽しんでいる友人夫婦と宿泊しました。下田在住のこの旅館の親族の方が共通の友人だったのでいつか泊まりたいと話していた念願の宿です。本物の暖炉の温かさを感じながら宿帳に記帳すると、まずは浴衣や作務衣を選ぶことから始まります。歯ブラシの硬さや翌朝の新聞の指定も出来ます。6人で一緒の部屋食だったので作務衣が都合よかったです。寝巻は別に部屋に置かれてありました。そうそう枕も3種類の中から選べました。部屋は5部屋しかなく、基本的には同じ造りです。建物は新しくはありませんが、本物の材を使った建物なので経年の良い味が出ていると思いました。部屋は21畳と広いので2人では十分に広いです。最大5名泊まれるようです。風呂は檜の内風呂と表には蓮台寺から引き込んだ温泉の露天風呂があります。温泉は久しぶりだったのでゆっくりお湯に浸かれてよかったです。夕食は一部屋に全員集まっていただきました。宿泊の食事も良かったですが、知人の用意してくれた金目の刺身や煮つけや鮑は最高においしかったです。夕方6時から9時まで宴会を楽しみましたが、それ以降は地元のお酒を飲み比べました。朝食は和食と洋食が選べますが下田ですから和食を選びました。ご飯は白ご飯と塩かつおと薬膳粥から選べます。お替りもできます。チェックアウトは12時なのであわただしくないのも良かったですが、チェックインからアウトまで、長く勤められているベテランの仲居さんの心づくしのおもてなしが心に残りました。一人1泊32,000円+税とちょっと贅沢な旅でした。