宿の歴史は古く、智恩寺文殊堂に参詣する人々が増え、参道にある勘七茶屋の向かいに、智恩寺の許可を得て1868年(明治初年)に旅館として創業したとのこと、名前の由来は昔宮津藩主のお殿様が野駆けに天橋立へお越しになられた時、天橋立の絶景を「対橋楼」と名づけたところからお宿の名前にしたとか、歴史を感じます。
そして、与謝野晶子をはじめ、著名な方々が愛した由緒あるお宿。
あの与謝野晶子さんの最後の吟遊の地となったそうです。
そんな歴史ある建物ですが、対応してくれた方々が皆さんまじめで硬い印象を受けたので、賛否両論あるかとは思いますがそれだけが残念でした。
建物は和を感じる落ち着いた佇まい。
チェックイン時の知恵の餅のサービスやチェックインの際に説明は素晴らしいと思いますが説明が長すぎるはチョット・・・
旋回橋の真ん前で、斜め前には文殊堂の山門があり、天橋立駅や観光船乗り場にも近く立地も良かったです。廊下が畳で、部屋も素敵でした。お食事内容も夕食・朝食ともに大変良かったです。朝食は少し遅くして、その前に、智恩寺文殊堂・橋立の海岸へお散歩。とても素敵な朝日を見ることができて大満足!!でした。
お部屋は全部で10室しかありません。純和風の部屋で、丁寧に掃除がされていて床の間に生花があり趣がありました。庭の向こうには運河が見え障子が雪見障子なので、雪の季節を想像すると、とても素敵なのでしょう。お部屋の目の前は、旋回橋(船が通る時などに橋が回転)。天橋立ならではの情景を見ながら、お部屋で飲むまったりとしたビールは最高です。
ただ、残念な事に、建物が古いせいなのか、隣の部屋の足音や声が聞こえます。
コロナ感染予防対策期間中は姉妹宿「文珠荘湯巡り」は中止でしたが駅前の「智恵の湯」に入浴可能だとか、残念ながら時間が合わず行けませんでした。
温泉好きな自分からすると、畳敷き大浴場(15時~23時30分・6時~9時50分)夜・男湯 朝・女湯と入れ替え制はうれしいのですが、どちらも浴場もこじんまりとしていて、洗い場が少いです。でも露天はとても気持ちよかったです。
こじんまりとしていたかなと思いました。
総合的に大満足です。