年末年始の旅先を迷っている中で、蟹が名物の宿を探していたところ、こちらを見つけました。比較的新しい宿で、7つのヴィラタイプのみですが、残り一部屋、プレミアルームだけ残っていたので、いいお値段がしましたが急いで予約しました。
前日は京都で一泊してから、京都駅から高速バスを予約して、天橋立駅まで行って、宿の車で迎えに来てもらいました。当日は大雪で、京都市内は積もっていなくても日本海側に行くと電車が止まるほど積もっていて、レンタカーや電車で行こうとしなくてよかったです。
部屋は広々としており、外はインフィニティプールと露天風呂の先に日本海が見えます。事前にお願いすれば温水プールにも変更でき真冬でも泳げるそうですが、利用費も別途かかりますし、冬は露天風呂があればいいかと思います。
プレミアルームは、ソファやチェア、スピーカー等が西欧メーカーの品とのことで、モダンで高級感が漂っていますが、ホームページを見る限りスタンダートルームでも十分かもしれません。ウェルカムドリンクや部屋付けのお菓子、冷蔵庫の無料ドリンク、コーヒーメーカーまで整っており、アメニティも十分揃っていたので、近くにお店がなくても困ることはありません。
部屋のお風呂は、珍しい金と銀の2色の温泉(実際は茶色と無色?)があって、雪と海を眺めながら何度も入れてお得です。ただ金色のお湯の色素は強烈らしく、部屋やプールに色を付けないよう、注意書きがありました。
夕食は、間人ガニというブランド蟹の懐石料理で、たった5隻で日帰り操業される貴重で新鮮な蟹だそうです。お造り、溶岩蒸し、炭火焼、しゃぶしゃぶ、土鍋炊き込みご飯りと、これ以上ないぐらい間人ガニを満喫できました。朝食も和食主体でバリエーションに富んでおり、数の子や黒豆など元旦の朝を感じられるメニューでした。
大雪であまり時間もなかったですが、翌日は駅へ送迎してもらった後、天橋立に立ち寄り雪の松並木を散歩したり、日本三文殊の1つ、智恩寺・文殊堂にお参りしたりと、正月からいい観光もできました。
少々行き難い場所ではありますが、設備・食事・サービスともに非常に満足できる宿でした。間人ガニの季節でなくても地の物を使ったコースが楽しめるとのことで、今度は雪が降っていない時期に車で再訪して、周囲をのんびり観光したいと思います。