60代の夫婦ですが、オーナーや宿泊者の方たちとお話ができる宿泊施設が好きです。初めて、四国旅行を計画したとき、四国の山の中に、そのような宿がありそうだ、ということをネットで知り、予約しました。
古い日本家屋ですが、その良さが最大限にいかされていると感じました。特にリフォームしたと思われる台所は、昭和の雰囲気もあり、奥の窓からは緑が覗いて見え、それが額縁効果で、絵のように感じられました。部屋も簡素なつくりですが、夏を快適に過ごすため、虫除けや扇風機の用意(使わなかったけれど)もあり、細かな配慮が嬉しかったです。
宿泊者がほとんどみなリピーター、という状態だったのですが、オーナーご夫妻のみならず、そのリピーターの方々からも暖かいもてなしを受け、また、違う季節に行って、私たちもリピーターになろう、と思いました。
眼下には川の流れが見え、また夜、空を見上げると星もすばらしいです。自宅からは絶対に見えない空間です。そこにたたずんでいると、それだけで幸せな気分になります。ここの宿泊者の皆さんもそれが良いようで、のんびりなさっていました。私たちはフライトの都合もあり、朝、宿を後にしましたが、みなさんはまだ滞在していらっしゃいました。次回は私たちももう少しゆっくり過ごせるようなプランにしたい、そうしないと、もったいない、と思いました。