安い宿やお得なツアーを探しまくって貧乏旅行に行っている還暦目前の女です。
六角堂にはクーポンサイトでみつけた格安プランで2度泊まらせていただき、
クーポンの価格では申し訳ないくらいの内容で満足したので、
「いつかちゃんと定価で予約して泊まらせてもらおう」と思っていました。
そういうわけで、今回の宿泊です。
あいからわず他の人が書かれている通り、
本当にいろいろと不便な、昭和色たっぷりの旅館です。
部屋のバストイレをいまどきのユニットバスに交換されていたり
(しかも浴槽広い!しかし、バスマットもシャワーカーテンもないので
誰も使用しない=大浴場に行くだろう、という前提なのかも…
さらに、ウォシュレットがない、とか、色々残念ながんばり方です)
いろいろと足りない面もありますが、
「これが」いいんです。
年配のおかみさんの、驚くほどカワイイ声とか
布団を敷きに来た仲居さんが心配になるほど息が上がっていたとか
売り上げとか考えてない、ただ置いてあるだけのひとけのない売店?とか…
人間味たっぷりで、逆にわくわくします。
今どきのビジネスホテルの、これでもかというくらい細かいところにまで気配りした
完璧な接客やら設備やらアメニティサービスには頭が下がりますが、
たまに息が詰まるというか… トシとってきたせいか
「これなら文句ないでしょ!」的ながんばってる宿が徐々に苦手になってきた私には
昔おばあちゃんの家に泊まりに行った時みたいな気持ちになれる
六角堂が大好きです。
ただ1つだけ!
大好きな音信川の音をずっと聞いていたくて泊まったのですが、
お部屋の窓に網戸がありませんでした。
窓を閉めていたら川のせせらぎがほとんど聞こえません。
数センチでも開けたら聞こえるのですが、網戸がないので虫が入ったら困るかなと…
部屋にはエアコンがあるので、窓を閉め切っても暑くはなかったのですが
5月だし、できれば窓をあけて、
一晩中川のせせらぎを聞きながら過ごしたかったです。
その点が、惜しい!