長所と短所がとてもハッキリとしたホテルという印象。
①部屋
平均的な都内のホテルに比べるととても広い。子連れの親として感動したのは、全体的にソファやベッドの背丈が低かったことと、備品が高いところや戸棚にうまく隠されてて子どもが手に取れないところにあったところ。子連れの宿泊者が多いのも納得の考えられた子どもに優しい部屋だと思う。逆に備品が目につかないように隠されすぎてどこにあるのか大人もわからなかったので、これはお部屋に着いた段階でスタッフが基本的なことは説明すべきだと思う。(説明がなかった)
➁施設
屋上スパは別途料金がかかるがその価値あり。晴れていれば富士山も見られるし、温泉なので満足度が高かった。
➂サービス
全体的にスタッフは困ったなーと感じた時には声をかけてくれるので良かった。時間帯によって無料のドリンクやパンなどが提供され、部屋に持ち帰りもできる。
がっかりしたのはレストランで、配膳にやたらと時間がかかるのは大きなマイナス。御造りの提供に30分以上かかってるのはどうかと思う。なぜか先にメインがきてしまったのには驚いた。朝食も配膳が遅いので遅くに来たお客がロビーでごった返していました。
④SDGs
はっきり言ってこれがこのホテルを台無しにしている。SDGs自体は啓蒙すべきだと思うが、このホテルのやっていることははっきり言ってSDGsという名の経費削減です。客が高額のホテルに宿泊するのは非日常感を体験するためで、ホテルがこだわった備品やアメニティを堪能することこそがホテル宿泊の醍醐味だと思うのです。
それなのにこのホテルは歯ブラシをケチる。(一本500円の謎に高い竹製の歯ブラシを買わされるか、持参するかの二択)
部屋には最低限のアメニティしかない。(この価格帯なら、化粧水・乳液などもう少し充実させても良いのではないでしょうか。ビジネスホテル並みの品ぞろえです。もちろんそれなりの品質ですが・・・)
屋上スパにはこれらのアメニティが揃っていましたが、SDGsの観点から今後削減する方向だそうです(別途料金を払っているのに・・・)
レストランでは子どもに紙製のストローを渡されたが、子どもは噛んですぐにダメにしてしまうので結果ストローの大量消費になり、これはSDGsなのか?と心底疑問に思いました。
とにかく我慢や理不尽を強いられる結果になってしまったのが残念。かたくなにSDGsを客に強いるのではなく、もう少し柔軟にSDGsの良さを抽出して客に提供できないのかと思いました。それがあればこのホテルは一流だと思います。良いホテルなだけに、そこが気になってしまいました。