縁あって4回目の滞在です。
何といっても1日6回のフードプレゼンテーションが売りのよう。
人件費、食材ロスもあるでしょうから、それなりのコストが掛かる制度だと思います。
チェックインが14時なので、普通に翌朝チェックアウトだと一泊で6回全て体験することは出来ません。
摂取カロリーのことも気になります。
カクテルタイムの種類も豊富とは言い難く、ありふれたラインナップ。コールドカット、チーズ、野菜スティック、ローストビーフサンドと特段の上質感はないし、安く済ませている感は否めない。
自慢のコンソメスープは美味しい。
ピエール・エルメのクロワッサン・イスパハンは何度頂いても美味しい。しかし身もふたもないが、1階のピエール・エルメ・ブティックでは600円ほどで販売しているので、沢山頂いたとしても知れています。
オードブル・タイムの酒類に「Bombay Sapphire」のないラウンジは初めて、なくてはならないジンであり、特にこのクラスのホテルに置いていなどあり得ないこと。是非ご用意いただきたい。
「禅」宿泊費は、基本的にディスカウントしないので、直販でも代理店サイトでも週末レギュラールームで¥90,000前後/泊が相場です。フードプレゼンテーションが目的なら完全にコスパは合いません。
以下の内容含めて総合的にどう感じるか、
ホテルの質を左右するスタッフの方々、特に「禅」ご担当の方々は経験を積まれたエリートで申し分ありません。心地よい滞在が保証されると思います。
朝食を「禅」クラブラウンジ以外で、インルーム、または和食「なだ万」や洋食「ガーデンラウンジ」等からチョイス出来る柔軟性はとても良い点だと思います。
ルームサービスは日系ホテルの昔ながらのメニュー構成(オムライス、カレー、ハンバーグ等)ながら、そのテイストは流石ニューオータニと言える美味しさです。
また、「禅」宿泊者はフィットネス、温浴施設の「ゴールデン・スパ」を無料で利用できます。
トレーニングウエアのレンタルも一式無料です。
駐車場もホテルエントランスに一番近く、スペースがゆったりとられた専用区画が用意され無料です。
10,000坪を誇る日本庭園の散策もここでしか出来ない体験です。
このように「禅」利用者にはホテルニューオータニを存分にお楽しみください、というメッセージが込められている気がして、おおらかさを感じ好きですね。
躊躇する程の高価格設定なので、つい他のラグジュアリー系ホテルを選んでしまいますが、巨大ホテルの中の特別感と居心地良さは、久しく行かないとまた行きたくなる魅力があります。