川中温泉の一軒宿。古くからの湯治場で、かど半旅館も建物は古く、和室の部屋は襖だけで出入りする、昔ながらの旅館です。美人の湯といわれる温泉は、男女別の小さな浴室と、露天風呂と大きな内風呂がついた大湯と呼ばれる浴室があります。大湯が露天もあり、一番いいと思います。ただし、大湯の男性の入浴時間は、午後4時半までと、午後8時以降朝6時までと、朝7時以降のみ。チェックインから明るい時間の入浴は実質女性のみです。また、源泉温度が35度くらいであり、全て加温でのかけ流しです。源泉浴槽があるとのことでしたが、冬場だからか、源泉浴槽はありませんでした。加温してもぬるめのため、長湯ができます。夕食はおっきりこみと川魚と鯉の刺身、こんにゃくが特徴的なものでした。家族経営の旅館なので、いろいろゆきとどかないところもありますが、山奥の一軒宿でもあり、頑張っていただきたい旅館です。