東急自由が丘駅から徒歩2~3分程度、東急の高架沿いにある小さなビルの3階にあります。テーブル席2人掛け4席、カウンター席4席のこじんまりとしたお店ですが、テーブル間はロールスクリーンで仕切られ、プライベートな空間になっています。薄暗い照明で、各テーブルにはキャンドルが灯され、リラックスして食事を楽しむことができますね。また、シェフおひとりで料理から提供までの全てを賄っておられますので、程よい間隔で、すべてのテーブルにほぼ同じタイミングで料理が提供されます。8品のコースをお願いしましたが、どの料理も繊細で美しく、美味しいですね。アミューズの北海道産の雲丹と温泉卵のロワイヤルは雲丹がひんやりと口当たりが良く、出汁が効いた温泉卵とマッチしてとても美味しい。オマール海老が入った南瓜の冷製ポタージュスープも、この日は少し蒸し暑かったのでナイスタイミングといったところでしょうか。ボイルの烏賊は野菜がいっぱい詰まっており、見た目も綺麗ですね。帆立が乗った一皿は、生野菜がいっぱいで、食感が良い。温野菜のキャベツ等で包んだ金目鯛の一皿も、金目鯛が美味しいですね。ここで、フォアグラのリゾット。きのこのリゾットも美味しいですが、やっぱりフォアグラっていつ食べても、堪りませんね。箸休めのグラニテが入って、お肉料理は鹿肉に色んな野菜の付け合わせ。鹿肉の食感がとても良いですよ。因みに、アミューズとほぼ同時に提供されたパンもお代わりしましたが、熱々のものを提供いただき、もっちりサクサクで、とても美味しかったですね。最後にラズベリーが乗ったデザートと紅茶をいただき、ごちそうさま。一品一品は上品な量ですが、お腹いっぱいになりました。是非再訪したいものです。