自らネットでチケットを予約。2015年5月時点ですが、斜塔は指定時間10:45の入場予約で、ドゥオーモは無料ですが入場に必要な指定時間なしというチケットとの二か所セット券です。これでひとり €18(予約料€2を含む) でした。四か所セット券までバリエーションがあります。
斜塔の見学を終えて大聖堂の後陣から北翼廊をまわり西正面へ来てファサードの前に立って眺めると、白やグレーの大理石の色合いと小アーケード列が並ぶ四層の浅いギャラリーとが比類のない美しさを見せています。
建物自体は身廊と側廊部分が五廊式、翼廊が三廊式で交差しいてる部分に円蓋(ドーム)をのせ、平面的にみるとラテン十字形のバジリカスタイルとなっています。ファサードだけでなく、建物全体の姿も色合いと装飾豊かな外壁とでただただ美しい外観です。
内部も側廊の上部アーチにイスラムでしょうか、ビザンティン様式でしょうか、それらの影響も見られ、全体として地中海の様々な文化の融合が見られます。専門家は統一感に欠けると評していますが、装飾豊かでピサが地中海の海運で繁栄していたころの勢いが偲ばれて見事と思います。
必見と言われるのが、彫刻が圧巻という説教壇、そのすぐ近くに天井から吊るされたブロンズのランプです。ガリレオが振り子の法則をこのランプを見て発見したそうですが、そもそも法則の発見はランプができた頃より前とのこと。しかし、そんな言い伝えのあるランプということで、しっかり見学し、しっかり写真に収めました。
ゆっくり見学して美しい大聖堂を満喫し味わい尽くしました。
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