長崎の教会群が世界遺産となるとすれば、アッシジの聖フランチェスコの影響も貴重なテーマになるでしょう。ここを訪れれば、その精神の原点に長崎と似通うものがある。私自身とても心清められるばしょである。
長崎の教会群が世界遺産となるとすれば、アッシジの聖フランチェスコの影響も貴重なテーマになるでしょう。ここを訪れれば、その精神の原点に長崎と似通うものがある。私自身とても心清められるばしょである。
歩いて坂を登りながら感じましたが、ここはやはりただの観光地ではありません。歩いているうちに、別に意識はしていませんでしたが神聖な雰囲気があります。大地震で崩れる前に一度来ましたが、やはり修復には限界があるのであの時来ていてよかったです。数年前にアメリカのサンタフェにある同じ名前の教会で牧師の方とお話をする機会があり、ここに来た事があると言ったらそれは素晴らしい、私はまだ行けていない、と残念そうでした。ここに来て雰囲気を感じるだけでも価値があるでしょう。
聖フランチェスコゆかりのキリスト教信者の巡礼地で、同聖堂内にはジョットによる壁画「聖フランチェスコの生涯」や、チマブーエ「聖母と天使と聖フランチェスコ」、ロレンツェッティの「夕日の聖母」などの名画を鑑賞できました。価値ある絵画の数々を鑑賞出来必見の価値を知りました。
観光客は多いですが中は厳粛な雰囲気です。写真やおしゃべりはキツく注意されてました。有料トイレは清潔、周りにはお土産屋やカフェもあります。
ジオットの壁画にずっと憧れて30年、やっと訪れることが出来ました。しかし壁画の劣化は思った以上で(製作直後に酸化したというチマブーエは仕方ないにしても)、少し残念でした。残念と言えばアッシジ駅から市街地までのバスがあり、片道1.3ユーロ、往復で2.6ユーロですが、私は駅内の売店で購入し、お釣りを5ユーロ少なく返されました。前の白人客も何人か続けて10ユーロ出して支払い、きちんと返してもらっていたようなので油断しました。私には2.4ユーロしか返しませんでした。購入は駅内の売店ではなく、駅を出て左手にあるインフォメーションでの購入をお勧めします。清貧貞潔を旨とするフランチェスコの本拠地のお膝元で商売していて、普通にこういうことするんだな。『こちらのバンビーニ連れのシニョーラをお先に』とか言って善人ぶってましたが、あのオヤジ。
ジョットの壁画とリストの曲に惹かれて行きました。ローマ、フィレンツェといった主な観光地からは些か距離はありますが静謐な雰囲気は味わう価値があります。