名店「一茶庵」で修業した蕎麦職人が独立し、開いた店。
１８００円の天付きそばを、注文し食べた。
蕎麦は、太めか細めを選ぶ事ができる。前者を選んだ。
蕎麦は、コシが強く、風味が舌によく伝わる。一茶庵の系列らしく、蕎麦の味がしっかり出ているのが良い。
車海老の天ぷらは、衣カリカリで、肉はプリプリ。食感が良い。

家族経営のようだが、店主も店員も腰が低く、好感の持てる接客。

味も接客も良いのだが、気になったのは、大勢いたお客さん達。
大声で喋る人が幾人もいて、店内は騒がしい感じなのだ。
しかも、それらは常連さんらしく、しょっちゅうこんな感じでは？
落ち着いた空間で、食事をしたい人だと、嫌になるかも？

雰囲気からして違う
ひっそりした佇まい
入店すると靴を脱ぐ
太い蕎麦はないと説明受ける
構わずテーブル席へ
しばし待つ　きた　盛りがきれいだ
頂く　当然美味しい

この「きくち」は、大宮盆栽町にありますが、盆栽美術館などのある盆栽村とはJRの線路を隔てているので、この周辺にはあまり盆栽感はありません。でも、このお店は和の佇まいがあり、とても落ち着くお店です。このお店にはお庭があります。蕎麦屋さんにお庭がある確率は、やはり70％は超えているでしょう。今度、自分が行った蕎麦屋さんのお庭確立を出してみましょう。

こちらは、「禅味会」というお蕎麦グループの1店舗なのですが、以下禅味会ホームページから引用致します。
・・・【「禅味会」とは、「足利一茶庵総本店」の片倉康雄氏に師事し、「市川一茶庵」を開業した山寺芳男氏と市川一茶庵を師とする姉妹店によって発足した、日本蕎麦の研究会です。画一的な味のチェーン店ではなく、足利一茶庵総本店、市川一茶庵の伝統を守りながらも、加盟店各店が創意工夫をこらし、それぞれの個性を持った商品つくりで切磋琢磨する、職人達の集まりです。※「禅味」「浄饌」は禅味会の登録商標です。】・・・
ということです。

全部で、20数店舗あるそうです。足利と市川で生まれながらも、その半分、13店舗は何故か埼玉県にあります。私も、川越の「はすみ」、北本の「すゞ木」、鴻巣の「馬力屋」と行きましたが、すべてお気に入りです。
このお店も何度か来ていますので、今日は鴨汁蕎麦1000円を、初めて田舎蕎麦で食べてみました。「馬力屋」でも田舎蕎麦を食べたことがありますが、同様に太くて硬い食べ応えのある食感です。なかなかの田舎フィーリングを味わえます。
鴨汁は、前述の3店も、自分好みの味加減でしたので、禅味会系列は自分にフィットしている気がします。埼玉でもまだ、上尾、北本などに数店舗あるので、近いうちに行ってみるつもりです。

大宮にこんな店があるなんて。そば粉は北海道産で田舎風のざる蕎麦をチョイス。細打ちとふと打ちが選べ、細打ちもふと打ちも喉越しが良い。ふと打ちは腰が強く美味しいが、蕎麦自体の風味を楽しむなら細打ちが、オススメ。海老に天ぷらは大きくサクサクでした。店の雰囲気も良くオススメです。

埼玉・盆栽博物館から徒歩１５分。
民家風屋敷にちいさな静かなそば屋さん「きくち」があります。
座敷と個室もあり、風流なそば屋さん。
個室は、小さい部屋からみる小さいお庭も安らぎになります。
うどんもありますが、特に、３色そばは、３種類のおそばに季節の一品をアレンジ。
白・緑・オレンジ色のおそばは、絶品です。
とても美味しいおそばでした。