この桜島フェリーに乗ったら食べておきたいものがあった。船内にあるうどん屋「やぶ金」うどん店。桜島フェリーと言えば、やぶ金のうどんでしょう!と言えるくらいの名物で、2011.11.26に来ていたが時間切れで食べられなかった苦い思い出があり、今回は絶対食べようと決めていた。乗船時間が15分程しかないので船に乗ったら即注文しないと間に合わなくなってしまう。そして一刻も早く食べきらないといけないジレンマとの戦いが始まるというちょっとしたスリリングも楽しめる。これもまた旅の良い思い出になります。ここのうどんを食べるためだけにフェリーに乗る県民もいるとのことだが、月見うどん550円はちょいと高すぎませんか!300円ぐらいが妥当でしょ。桜島フェリーにうどんが登場して、2021年で40年になるという。やぶ金は鹿児島市の中心市街地に構えた店舗で天丼を名物にしていた。桜島フェリーに進出したのは1981年。販路を広げようと車でうどんの移動販売をしていた際にフェリーを待つ車の列が目にとまり試しに売ってフェリー内でうどんを売り始めた。当時1杯200円と大人運賃の2倍ながらフェリーうどんはよく売れ500円となった今も平日で400~500杯を売り上げる。短い時間でも多くの注文をさばけるように下ゆで済みの生麺を使い、40年前から変わらない作り方で、かけうどんなら1杯30秒で提供し2年目には片道68杯の記録は今も破られていないという。鹿児島は“そば県”と言われ家庭でそばを打つ風習はあるが、うどんはないと言う。フェリーうどんが新たな鹿児島の食文化になる日も近いらしい。フェリーに乗ったらうどんを食べよう。
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