〇宿
地元で道後の旅館といえば?
と聞かれたら代表格として選ばれる高級老舗旅館。
普段はとてもじゃないが泊まれない価格帯だが政府の旅行キャンペーンを利用し、普段より格安で宿泊することができた。
感想としては夫婦水入らずゆったり贅沢に過ごす旅館といったところ。
旅館敷地内にリアルな川が流れており、川席を楽しむこともできるのだそう。
庭園散策は必ずするべきコンテンツ。
足湯や浴衣レンタル、夏はホテル内プール(コロナのため閉鎖中)があり、そこそこは楽しめるが、エンターテインメントを求める客層は幾分物足りないと感じる畏れあり。
古き良きを求める層にはウケる宿ではあるが、斬新さを求める層にはウケない宿。
〇部屋
和洋室ツインを利用。
和洋室ツインはフロントがある本館ではなく別館に位置する。
申し分ないほど広い部屋。
独立トイレ・風呂、洗面室、ベッド2つの奥に和室が広がり、襖を完全に閉めることも可能。
広めのバルコニーには椅子とテーブルがあり、夕涼みに適している。
左手側に子規記念館、小さく松山城、下を覗けば背高い木々や庭園を望むことができる。覗きすぎると隣の部屋が見える造りのバルコニーなので要注意。
部屋のあちらこちらに絵画や置物があり、高級旅館の風格を感じさせられる。
たまたまかもしれないが、一時水道が出にくい時間帯あり。常時部屋のWiFiが弱いという難点あり。
〇温泉
別館2階と3階に位置する。
大浴場は内風呂と露天風呂があるが、露天風呂といっても最上階に位置しないので開放的では無い。
宿の構造上仕方ないが露天風呂が簾で覆われているのが残念である。
2階には無料マッサージチェアがある。
〇料理
朝食のみプランで予約。朝食は至って普通。夕食はさぞかし立派だろうが、朝食にもこれといった特徴を加えて欲しいところ。
和食かアメリカンかはチェックイン時に選択可能。
〇サービス
20代と思しき従業員が多数。
老舗旅館にしては珍しいと感じた。
フナの絵が描かれた浴衣と緑の半纏が可愛らしい。
女性客にはアメニティとしてふなやポーチがあり何気に嬉しいサービス。
無料ミネラルウォーターあり。
ポットや冷水も準備してくれており、行き届いたサービスを感じた。
従業員はあちらこちらにおり、見張られているような感じがするようなしないような。
規模に対して少し多すぎる気もするが…。
開場前に大浴場へ行った時、風呂係の従業員が機転を利かしてくれ入れてくれたり、通りすがりにさりげない挨拶をしてくれたりと良い従業員教育ができている。大変気持ちよく過ごせる宿であることに間違いはない。