福島駅西口から至近で、新幹線で到着した際には便利。ただし、在来線側の東口へは長い地下通路を歩く必要がある。私は所用で私鉄の福島交通を利用する必要があったが、その乗り場へはさらに遠い。
ホテルの裏手にイトーヨーカドーがあり、食料品や日用品の購入に便利。他方、西口周辺は駅ビル内以外には飲食店がほとんどなく、駅ビル内もコロナの影響か夜8時には閉店となり、夕食には困った。数少ない選択肢の一つがホテル1階のカフェレストランで、結局ここで夕食を摂ったが、はっきり言っておすすめできない。スパゲッティを頼んだが、茹でたパスタを具とともに念入りに炒めたようで、加熱しすぎでダマになっていた。一人暮らしを始めたばかりの素人の手料理と思えば食べられなくはなかったが、絶対に一皿千円の料理ではない。朝寝坊するつもりで朝食は付けず、上記のイトーヨーカドーでパンなどを買い込んで済ませたが、正解だったと思う。
大浴場は非常に快適だった。ただ、客室備え付けのタオルを持ち込むよう指示されていたが、フェイスタオルを入浴用に使ってしまうと以後客室で手洗い・洗面時に使えなくなる。バスタオルはともかく、フェイスタオルは大浴場に備え付けていただきたい。
客室は狭いながらも機能的に配置されていて、ベッドと同じ幅のTVの迫力には少々驚いた。しかし、幅140センチで大変柔らかで本来は非常に寝心地が良かった筈のベッドのマットレスがへたっていた。より具体的には、壁際約50センチはほとんど新品のままだが、中央部はお尻の位置が大きく凹み身体をがっちりホールド、通路側もソファ代わりに座る人が多いのか、かなりへたっていた。
フロント従業員の応対は満足できるものだった。
最後に、これはアパホテル全てに共通することだと思うが、全客室に経営者や懇意のエッセイストの著書を備え付けるのはいただけない。