歴史を感じる風貌の教会やスペイン風の趣きある建築が、このイントラムロスと呼ばれるエリア内には沢山残っています。他の東南アジア諸国の旧市街とは異なった雰囲気が感じられ、街歩きがとても新鮮に感じられました★
見所だけでなく可愛らしいカフェやクラフトショップ等もあり、すっかりお気に入りの場所に♪いつかマニラに再訪する事があれば、是非もう一度訪れてみたいな…それまでにもっと治安が良くなってくれるといいな…

フィリピン20回目にして初めて行って来ました。昼間に観光したので、噂で聞いていた治安の悪さは全く感じませんでした。世界遺産の教会の他、スペイン統治時代の名残がある建物が沢山あり、歩いて回るにはかなり時間が必要ですが、立ち寄る価値はあると思います。そして、またマニラに行く機会があれば、イントラムロス内にあるホワイトナイトホテルに泊まってみたい。

スペイン統治時代の遺跡である。以前はまだまだいろんな建物があったらしいが、第二次世界大戦中の日米の戦闘でかなりの数の建物が失われたらしい。マリオ・オローサ通りを北に進むと入り口が見えてくる。石の城壁をくぐるとルナ通りをそのまままっすぐ歩くと左手にサン・オウガスチン教会が見えてくる。フィリピン最古の教会で世界遺産にも登録されている。重厚で往時の反映を彷彿させてくれる。しばし、写真を撮りながら見学した。この周りは、トライシクルという人力の乗り物で盛んに中を周遊観光にと誘いをかけてくるが、ほとんどがぼったくりなので絶対に利用しないように。ゆっくり歩いて、足を止めて、写真をとって観光する方がよほど楽しいし、自由に移動ができる。インとラムロスの中は碁盤の目のようになっており、遺跡と庶民の生活も共存しているのも興味深い。よく、クチコミで危険と書いてあるが、何度も行っているが、普通に歩いていれば別に危険はない。地元の人達からはジロジロ見られるが微笑んで手を降っていればいい。彼らも同じ人間だ。総じて日本人には好意的だ。彼らと話をするとそれが良く分かる。このサン・オウガスチン教会を左に見ながらまっすぐ行くと200mくらいでマニラ大聖堂が見えてくる。ドーム状の屋根とベル・タワーのバランスは見事で美しさと重厚さを兼ね備えている。フィリピンの政治家、芸能人、金持ちはここで結婚式を挙げるのがステータスらしい。運が良ければ結婚式の場面に出くわすかもしれない。夕方から夜はライトアップされ、幻想的で美しい。ここでも客引きには要注意だ。さらにそのまままっすぐ行くとサンチャゴ要塞が突き当たりに見える。中に入るには500円くらいの入場料が必要だが、十分に元は取れる。ここは第二次世界大戦で日本軍が占領している時に多くのフィリピン人が殺された場所でもある。その地下牢が今でもそのままである。フィリピン人観光客も多く、心の中で思わず謝罪したい気分になる。理屈抜きにゆっくり散策してほしい。城壁の上も歩けるのでそこからイントラムロスの中や外を見てみるのもいい。ホセ・リサールの記念館にも是非足を運んでみるといい。リサールがスペイン人に処刑されるまで過ごした日々が垣間見ることができる。ざっと、イントラムロスを語ってみたが、如何に今のフィリピンにスペイン統治が影響を与えてきたかを知るには絶好の場所である。また、タガログ語もスペイン語の影響が強い。ゆっくりと歩いて歴史と庶民の生活を自分なりに感じ取ってください。