客室は海に向って部屋全体が窓になるよう広がっており、その絶景を独り占めにできます。またレストランは西に向かって大きなガラス窓があり、ちょうど日没と相まって感動の光景を受けました。
夕食は海にお幸（特に刺身の盛り合わせ）が堪能でき、また山口牛の焼き物も美味しくいただき、最近宿泊したホテルの中では最高でした。
ホテル自体は30年以上経過しており、要所に古さを感じさせますがきれいに管理されており、満足のできるホテルです。

家族6人で宿泊しました。6名一部屋に対応いただける旅館がなかなかなく、こちらもWebでは5名までの部屋しか出てきませんが、相談したところ親切に対応していただけました。
広い和室は掃除もいきとどいており、快適に過ごせました。部屋からの眺めも素敵で、広い芝の向こうに海と角島大橋が見え、なかなか日本ではこういうところは無いです。お湯は川棚のようなわけにはいかないですが、大浴場は温泉で、この開放的な眺めは何にも変え難いと思いました。
夕食は定番のコースで何のオプションもつけなかったのですが、50代の男女、10代の若者、80代の女性全員が味、ボリュームともに満足でした。朝食のバフェは大きな空間で、品揃えも豊富でした。コロナ禍のため、食べ物を取るときはビニール手袋着用でした。
ホテル名は「リゾート」とつきますが、浴衣と部屋スリッパでうろうろする人が大多数、最近のしゃれたリゾートホテルの雰囲気はありません。観光地にある昔ながらの温泉ホテルです。ただ、鴨川グランドホテル系列ということで、オペレーションはしっかりしていると感じました。
設備は古いですが味はあるので、海外のホテルのように古い建物は生かしつつ、中身をうまくリノベーションしていっていただけると良いと思いました。

ホテルは全室オーシャンビューで、間近に「角島大橋」を望むことができます。ホテルから臨む海は、日本海の暖流と響灘の寒流が出会う「海士ヶ瀬（あまがせ）」という海峡で、淡いエメラルドグリーンと澄んだコバルトブルーがぶつかる様子は、絵の具を混ぜるような不思議な情景です。角島と本土を結ぶ「角島大橋」は、全長1780ｍで2000年に完成。完成当初は、通行料金無料の離島架橋として国内最長でしたが、現在は沖縄の伊良部大橋（3540ｍ）、古宇利大橋（1960ｍ）に次ぐ長さです。
ホテルはオープン45周年ということですので、リノベーションはされていると思いますが、厚化粧した建物や設備は古さを隠し切れない印象。夕食会場は地階で、昭和感満載の座敷。ホテル内は浴衣で移動可能のため、入浴後の宿泊客も多かったです。フグをはじめ地元の新鮮な食材を活かした和食会席はとても美味しいですが、60代の老夫婦にはボリュームが多すぎでした。料理の量に負けず劣らず、器も見栄え優先の大きなもので、テーブルの上は置き場所がなく見るだけで満腹でした。
夕食後はホテルのバスで角島ナイトツアー（要予約）に参加。地元愛が強い男性ドライバーの素朴な話し方や人柄が記憶に残りました。非日常を楽しむリゾートホテルというよりは、昔ながらの温泉旅館といった印象で、期待とは若干異なりましたが、「角島大橋」に最も近いホテルでロケーションは抜群です。