二見は私の地元京都の小学校の修学旅行地です。さすがに１月に修学旅行はないので、観光客が少ないです。おまけに寒波の予報があったので、なおさらでした。で、海沿いには旅館街があるのですが、営業してる旅館、休業してる旅館とありました。こちらは営業してましたが、私達含めて２組だけでした。外観は古い感じですが、お部屋はキレイにしてありました。１０畳＋次の間＋広縁の広い部屋にしていただきました。トイレとバスルームは別になってました。眺望は客室・食事場所共海が見えます。今回はお手軽プランみたいな内容だったので、夕食の品数は９品とやや少な目でした。それでも魚介類中心でお刺身や焼き物、煮物などが出、牛肉のしゃぶしゃぶも出ました。（揚げ物はなかった）サービスは付かず離れずという感じです。ただ、夕食の飲み物で焼酎ボトルとコーラを頼んだのですがコーラは忘れられ（焼酎の水割りのお水を飲んだ）、朝食後部屋に戻ってお茶を飲もうとしたらポットが回収された…とかありましたが、まあこんなものかな～と思いました。

旅の途中に伊勢参宮をするのなら二見浦も是非訪ねてみたいと思い幾つかの候補から最終的に絞り込んだ宿でした。
駅から歩いて行ける距離だし夫婦岩にも近し設備面が古くても料理の内容が良さそうで料金も手頃なので決めました。
実際に宿につくと想像以上に古い設備で当初は選択を間違ったと後悔しました。
古い木造の三階建てを昭和４０年代くらいに中途半端に洋風に改装されてて掃除は行き届いていますが部屋もお世辞にも
綺麗といえる状態ではありませんでした。
でも部屋にトイレもお風呂も付いてるし別に数人で入れる浴場もありシャワーもちゃんと使えて部屋の電話も今時珍しい
ダイヤル式でしたが問題なく仕えたし、冷静に判断したら滞在して一泊するには何の問題もない旅館でした。
今更後悔しても仕方のないことだと思い直してひとっ風呂浴びて食事をする別室へ向かいました。
料理の内容は新鮮な海産物のフルコースで男３人でしたが食べきれないくらいに次から次へと料理が運ばれてきました。
ものすごく美味しくて新鮮で器の使い方が素晴らしく想像を遥かに超えた料理でした。
新鮮で味もよく器も上等で本当に大満足な夕食でコメのご飯はほとんど食べられませんでした。お漬物まで沢山出てきて
それも美味しかったです。最後のデザートのメロンも絶品でした。魚類はすべて美味しかったですが途中に出てきた
松阪牛のしゃぶしゃぶも伊勢うどんも美味しかったです。
伊勢エビの活造りを事前にお願いしてましたが翌朝料金を確認するとものすごく良心的なお値段でした。
旅の途中で寄ったその土地では有名な料理屋さんで昼食をとりましたがそこと比べて遥かに料理の内容が良くて
料金は遥かに安いです。
旅館の設備や部屋は中途半端に古いですが、素晴らしい内容の夕食を格安な料金で食べさせて頂いて、ついでにお風呂に
入らせて頂いて泊まらせて頂いて朝からは贅沢な内容の朝食までいただけたと思えは十分以上に満足できる旅館でした。
応対もあっさりしててお節介なところがなく気を使うことなくゆっくりと滞在できました。

旅館は、和を感じる旅館でした。建物は、古いですが、清潔にされていています。
通された部屋は、新しいエアコン、液晶テレビ、お布団は羽毛布団、お部屋も広かったです。
お部屋からは、伊勢湾が見渡せます。
あと、なんといっても、懐石料理の品数が多く、お腹いっぱいでした。美味しくいただきました。
夫婦岩まで、歩いていける距離です。