こおろぎ橋のたもとにある7部屋だけのこじんまりした旅館。街の一番奥になるので、町中に遊びに出るにはちょっとある。料理は橋立直送というだけあって、おいしい。特にのどぐろの焼き物は脂がのって最高でした。少人数ですが家庭的サービスで感じはいいが娯楽設備はないので、お風呂に入って、食事をして、こおろぎ橋と渓流をのんびり眺めて過ごすところです。

雪の季節、ずっと憧れいたこおろぎ楼さんに泊まりました。
小ぢんまりとした旅館なので、その分、本当に細かな部分までサービスが行き届いていた印象のお宿でした。
お部屋は露天風呂付でしたが、大浴場もほぼ貸切状態だったので、どちらのお風呂もゆったり楽しめました。
昼は自然溢れる鶴仙渓、夜はライトアップされて幻想的なこおろぎ橋を眺めながら温泉に浸かりました。
近年、食事処の旅館が増えている中、こちらの旅館は嬉しい部屋食。仲居さんが一品一品、暖かい品は温かい内に、冷たい品は冷たい内に運んで下さいます。周りを気にせず、二人だけでゆっくり頂くお料理はどれも絶品。
食事の途中で女将さんが部屋へご挨拶に来て下さいました。とても上品な方でした。
料理は多すぎず少なすぎず、適量という言葉がぴったりです。最後のデザートまで美味しく頂けました。
何から何まで素晴らしい旅館でした。次は紅葉の季節にまた訪れたいと思います。

今まで何度か宿泊しており、特に冬場の地蟹、接客サービスや部屋からの景色など間違い無いお宿でした。今回、真夏の宿泊は初めてでしたが焼物ののどぐろも絶品で妻共々、やはりいい宿だなと話しており、床につきました。そこから予想外の展開が待っているとは・・・夜１１：００頃、まず一匹のゴキブリを発見！まあ、夏場だし仕方無いのかなという思いで退治。すると、それ以降、どこからともなく2匹、３匹と次々大小のごきぶりが・・・(泣)結局、計１０匹ぐらいのゴキブリに遭遇し半分ぐらい退治しましたが、畳に布団敷きという事とこれまでの人生に無いぐらい一晩に大量のゴキブリと遭遇。全く寝れませんでした。深夜という事もあり、フロントも真っ暗。何も対処する術無く、せめて殺虫スプレーでもあれば。これで、美味しい食事も親切は接客も良い景色も全てが台無しです。日常を忘れゆっくりどころか、日常でもめったに味わうことの無い体験でした。翌朝聞くと、担当の方は前にもちょくちょく出てましたと、女将はそんなに出た事は無いと食い違う言い分・・・本当に良いお宿だと思っていたのに全て裏切られました。建物が古い、夏場である事を差し引いても客室にあれだけのゴキブリは異常です。今後もあの客室を使い続けるなら、害虫駆除業者などよっぽどの対策が必要かと思います。本当に残念でした。