尾道・鞆の浦2泊2日の旅の途中で立ち寄った。平山郁夫といえばやはりシルクロードをテーマにした一連の作品が印象に残っている。尾道からしまなみ海道を走り、生口島北ICで降りて10分ほど。端正な和風建築が佇む。月曜日とあってか来場者は僅かだったので、落ち着いた空間でゆっくり作品を鑑賞することができた。
受付を入ると「仏教伝来(陶板複製画)」が目に入る。振り返れば、瀬戸内海の風景を模したという端正な庭園が広がり、奥の展示室へとつながるる。若かりし頃のスケッチから、仏教テーマの作品、シルクロード作品、晩年の作品まで、堂々と展示されている。絵画制作のための取材地図や作品の構想を練るために描かれた下絵なども数多くあり、生口島出身の平山郁夫画伯の生い立ちから晩年までの活動がわかる展示になっている。さすがにすごい!のひとこと。